Excelのワークシート関数
ここで紹介する関数はエクセルの関数の中で使用頻度が高く厳選した必要最低限の87個です。(Excel2013の関数は全465個)
基本的に「すべての関数を覚えなくても良い」です。
何故かと言いますと、ここでご紹介する関数を一度だけでも目を通してれば「関数の挿入」ダイアログや関数メニューの上で表示されるヒントなどで使い方はわかるようになるからです。
目次
数式と関数の基礎
・数式と演算子
・配列/テーブル/名前の定義
・関数と数式ボックス
数式のエラー
論理関数
IF | 論理式(数式または値)の結果がTRUE(真)、FALSE(偽)によって指定した値を返す。 |
IFERROR | 数式がエラーの場合はエラー値を返す。エラーではない場合は数式の結果を返す。 |
TRUE | 論理値 TRUE(真)を返す。 |
FALSE | 論理値 FALSE(偽)を返す。 |
AND | すべての引数がTRUEのときにTRUEを返す。 |
OR | いずれかの引数がTRUEのときにTRUEを返す。 |
NOT | 引数の論理値(TRUEまたはFALSE)を逆にして返す。 |
文字列操作関数(全般)
ASC | 全角の英数カナ文字を半角の文字に変換する。 |
JIS | 半角の英数カナ文字を全角の文字に変換する。 |
UPPER | 文字列に含まれる英字をすべて大文字に変換する。 |
LOWER | 文字列に含まれる英字をすべて小文字に変換する。 |
CONCATENATE | 複数の文字列を結合して1つの文字列にまとめる。(&と同等) |
CLEAN | 文字列から印刷できない文字(改行コードなど)を削除する。 |
TRIM | 文字列の前後のスペースを削除する。 |
VALUE | 文字列を数値に変換する。 |
TEXT | 数値を書式設定した文字列に変換する。 |
NUMBERSTRING | 数値を漢字に変換する。(隠し関数) |
文字列操作関数(文字の検索/抽出/置換)
次の関数は全角/半角を1文字(1バイト)換算で計算します。
LEN | 文字列の文字数を返す。 |
LEFT | 文字列の左端から指定された文字数の文字を返す。 |
RIGHT | 文字列の右端から指定された文字数の文字を返す。 |
MID | 文字列を指定された開始位置から指定された文字数の文字を返す。 |
FIND | 検索文字列を対象の文字列の中で検索して位置を返す。大文字小文字は区別される。 |
SEARCH | 検索文字列を対象の文字列の中で検索して位置を返す。大文字小文字は区別されない。 |
REPLACE | 文字列を指定された開始位置と文字数の部分を置換文字列へ変換する。 |
次の関数は全角2文字(2バイト)/半角1文字(1バイト)の換算で計算します。
LENB | 文字列の文字数を返す。 |
LEFTB | 文字列の左端から指定された文字数の文字を返す。 |
RIGHTB | 文字列の右端から指定された文字数の文字を返す。 |
MIDB | 文字列を指定された開始位置から指定された文字数の文字を返す。 |
FINDB | 検索文字列を対象の文字列の中で検索して位置を返す。大文字小文字は区別される。 |
SEARCHB | 検索文字列を対象の文字列の中で検索して位置を返す。大文字小文字は区別されない。 |
REPLACEB | 文字列を指定された開始位置と文字数の部分を置換文字列へ変換する。 |
置換
SUBSTITUTE | 文字列の中で検索文字列を置換文字列へ変換する。 |
統計関数
AVERAGE | 平均値を返す。 |
COUNT | 数値が含まれるセルの個数を返す。 |
COUNTA | 空白でないセルの個数を返す。 |
COUNTBLANK | 空白のセルの個数を返す。 |
COUNTIF | 検索条件に一致するセルの個数を返す。 |
LARGE | データの中で指定された順位番目に大きな値を返す。 |
SMALL | データの中で指定された順位番目に小さな値を返す。 |
MAX | 最大の数値を返す。 |
MEDIAN | 中央値を返す。 |
MIN | 最小の数値を返す。 |
MODE.SNGL | 最も頻繁に出現する値を返す。 |
RANK.EQ | 参照リストの中での数値の順位を返す。 |
数学/三角関数
ABS | 数値の絶対値を返す。 |
ROUND | 数値を四捨五入して指定された桁数にする。 |
ROUNDDOWN | 数値を切り捨てて指定された桁数にする。 |
ROUNDUP | 数値を切り上げて指定された桁数にする。 |
INT | 数値の小数部を切り捨てる。 |
TRUNC | 数値の小数部の桁数を指定してを切り捨てる。 |
CEILING.MATH | 数値を基準値の倍数に切り上げる。 |
FLOOR.MATH | 数値を基準値の倍数に切り捨てる。 |
SUM | セルの値を合計する。 |
SUMIF | 指定された検索条件に一致するセルの値を合計する。 |
SUBTOTAL | 集計方法を指定してセルの値を算出する。 |
SUMPRODUCT | 配列1と配列2を乗算した値を合計する。 |
検索/行列関数
CHOOSE | 対象の値と同等な値をリスト(値1,値2,値3...)から一つ返す。 |
COLUMN | セル参照の列番号(1,2,3...)を返す。 |
ROW | セル参照の行番号(1,2,3...)を返す。 |
MATCH | 検査範囲の検査値の位置を返す。 |
INDEX | 指定された行数と列数の位置にあるセルを返す。 |
OFFSET | 指定された行数と列数をシフトした位置にあるセルを返す。 |
LOOKUP | 指定された値に対応する配列の値を返す。 |
HLOOKUP | 指定された行の値に対応する配列の値を返す。 |
VLOOKUP | 指定された列の値に対応する配列の値を返す。 |
日付/時刻関数
NOW | 現在の日付と時刻のシリアル値を返す。 |
TODAY | 現在の日付のシリアル値を返す。 |
YEAR | シリアル値を年に変換する。 |
MONTH | シリアル値を月に変換する。 |
DAY | シリアル値を日に変換する。 |
HOUR | シリアル値を時刻に変換する。 |
MINUTE | シリアル値を分に変換する。 |
SECOND | シリアル値を秒に変換する。 |
WEEKDAY | シリアル値を曜日に変換します。(1:日曜 .. 7:土曜) |
DATE | 指定された日付のシリアル値を返す。 |
DATEVALUE | 文字列の形式の日付をシリアル値に変換する。 |
TIME | 指定された時刻のシリアル値を返す。 |
TIMEVALUE | 文字列の時刻をシリアル値に変換する。 |
EOMONTH | 月末のシリアル値を返す。 |
WORKDAY | 開始日から指定した日数のシリアル値を返す。 |
情報関数
ISBLANK | セルが空白の場合にTRUEを返す。 |
ISERROR | セルがエラー値の場合にTRUEを返す。 |
ISNA | セルがエラー値(#N/A)の場合にTRUEを返す。 |
ISNUMBER | セルが数値の場合にTRUEを返す。 |
ISTEXT | セルが文字列の場合にTRUEを返す。 |
INFO | 使用中の操作環境に関する情報を返す。 |
PHONETIC | 文字列からふりがなを抽出する。 |
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公開日:2015年04月13日 最終更新日:2015年06月01日
記事NO:00714