Windows11で「ブルースクリーン」を直す方法 [24H2/23H2]
今回はWindows11で1日1回から2回ぐらいブルースクリーンが発生していたマシンを直しましたので、私が直した方法をご紹介します。
結論から先に言うとBIOSのアップデートで完全に直りました。
次章から私の環境に続き、試したこと、ログ、BIOSのアップデート等です。
1. 環境
OS | Windows 11 Home |
バージョン | 24H2 |
CPU | Intel(R) Core(TM) i7-9700 CPU @ 3.00GH |
グラボ | NVIDIA GeForce GTX1080Ti 11GB (Palit製) |
マザーボード | H370M BAZOOKA |
マザーボード製造元 | Micro-Star International Co., Ltd. |
BIOS | American Megatrends inc, 1.10 2018/04/02 |
メモリ | 32GB (16GB x 2) |
ストレージ | KIOXIA-EXCERIA SATA SSD |
※Windows10からのアップグレード。Windows11は2021/10/5~。
各システム情報は「Winキー」+「Rキー」で「msinfo32」で表示。

2. 試したこと
・Windows メモリ診断ツール |
・ディスク クリーンアップ (システムファイルのクリーンアップ) |
・システム ファイル チェッカー |
・NVIDIAのドライバを最新版へ |
・Windowsの24H2を23H2へ戻す |
・その他、アプリを最新版へ |
3. ブルースクリーンのログ
ブルースクリーンが発生すると「C¥Windows¥Minidump」にログファイルが生成されます。マイクロソフト公式のWinDbgをインストールして管理者権限で実行するとログファイルを閲覧できます。

「!analyze -v」という青文字をクリックすると解析が始まって「PROCESS_NAME」「IMAGE_NAME」などの情報が取得できるので、どの実行ファイルで落ちたかを判明する事が可能です。
4. BIOSのアップデート
私の環境はAmerican Megatrends inc, 1.10 2018/04/02で2018年のものを使用していました。Windows11に対応していませんでした。H370M BAZOOKAの方は公式サイトから最新版をダウンロード可能です。「BIOSをアップデートする前にMEファームウェアをWindows上でアップデートしてください。」とありますが、MEファームウェアというのは「Intel(R) Management Engine Interface」(インテル® マネジメント・エンジンドライバー)の事だと思われます。これはWindows上でアップデートします。
BIOSのアップデート方法は公式のPDFにもありますが、更新ファイルをダウンロードして、そのファイルの中身をUSBメモリの最上層に配置します。あとはBIOSからそこを指定するだけなんですが、詳細はPDFをご確認ください。英語ですがGoogle翻訳で日本語に変換できます。
5. イベントビューワ
Windowsのエラーは「イベントビューアー」(画面左下のWinアイコンを右クリック)の[Windowsログ][システム]で確認可能です。今回のWindowsの落ちたエラーなどが全て記録されています。次は主なエラー内容となります。
このコンピューターはバグチェック後、再起動されました。バグチェック: 0x0000001e (0xffffffffc0000005, 0xfffff801be43999a, 0x0000000000000000, 0x0000000000000048)。 ダンプの保存先: C:\WINDOWS\Minidump\010625-6359-01.dmp。レポート ID: 2ae7d106-b246-4e74-9607-c777b569003e。 このコンピューターはバグチェック後、再起動されました。バグチェック: 0x0000003b (0x00000000c0000005, 0xfffff807a846c575, 0xfffffd0c9c2b6550, 0x0000000000000000)。 ダンプの保存先: C:\WINDOWS\Minidump\122624-6125-01.dmp。レポート ID: 02b9a463-7fa6-40d6-b95b-a2b7d4b651bc。 このコンピューターはバグチェック後、再起動されました。バグチェック: 0x0000007e (0xffffffffc0000005, 0xfffff8027e0244b0, 0xffffe105fc8af638, 0xffffe105fc8aee20)。 ダンプの保存先: C:\WINDOWS\Minidump\122224-7296-01.dmp。レポート ID: f88dd6ed-8618-4b2f-b23b-846747b5d33b。 このコンピューターはバグチェック後、再起動されました。バグチェック: 0x000000fc (0xfffff805da1d0181, 0x8a000001250009e3, 0xffffb8826764f4b0, 0x0000000000000003)。 ダンプの保存先: C:\WINDOWS\Minidump\122024-6312-01.dmp。レポート ID: 3aa72557-5dc8-47a3-b93e-00781f8fbd4b。 このコンピューターはバグチェック後、再起動されました。バグチェック: 0x0000003b (0x00000000c0000005, 0xfffff80685a8be8d, 0xffffad001d9214a0, 0x0000000000000000)。 ダンプの保存先: C:\WINDOWS\Minidump\122024-6203-01.dmp。レポート ID: 5ad7519c-25a7-4103-9d4f-215befc86f63。 このコンピューターはバグチェック後、再起動されました。バグチェック: 0x0000001e (0xffffffffc0000005, 0x000000000008db10, 0x0000000000000008, 0x000000000008db10)。 ダンプの保存先: C:\WINDOWS\Minidump\121924-6015-01.dmp。レポート ID: 8b60e061-e655-456b-9826-36f3f347c06c。 このコンピューターはバグチェック後、再起動されました。バグチェック: 0x0000003b (0x00000000c0000005, 0xfffff800b6808b60, 0xfffffd0b613ee2a0, 0x0000000000000000)。 ダンプの保存先: C:\WINDOWS\Minidump\121524-5828-01.dmp。レポート ID: 7d42bad6-3562-48ad-9aba-1ba68dc4e76c。 このコンピューターはバグチェック後、再起動されました。バグチェック: 0x00000135 (0xffffffffc0000005, 0xffffb50683c2e630, 0xfffff802516f10c0, 0xffffa50f0d3869f0)。 ダンプの保存先: C:\WINDOWS\Minidump\121524-6000-01.dmp。レポート ID: ec3d9608-fdd4-4b07-98fd-dbeec24bacd1。
このログの中身の「バグチェック: 0x0000001e」などで検索をかけると、次の原因が見つかりました。
・BIOSの非互換性 |
・メモリの競合 |
・IRQの競合 |
・ハードウェアの非互換性 |
・デバイス ドライバーまたはシステム サービスの障害 |
これでようやく、BIOSのアップデートに辿り着いたと言う事でした。