セルの値/計算式を設定する [ExcelのVBA]
セルの値を設定する
セルの値を設定するにはRangeオブジェクトまたはCellsオブジェクトを使用します。Rangeは「A1形式」でセルを指定します。一方、Cellsは「行番号,列番号」で指定します。
Private Sub CommandButton1_Click() ' 個別に設定する Range("A2").Value = "みかん" Cells(3, 2).Value = "りんご" ' 複数セルの設定 Range("A4,C4").Value = 6 ' 範囲の設定 Range("C1:C3").Value = 7 End Sub
[結果]
ここで紹介しているRangeとCellsは
Application.ActiveSheet.Range("A2").Value = "みかん"
Application.ActiveSheet.Cells(3, 2).Value = "りんご"
と同じ意味でアクティブなシートに対してセルの値を設定しています。
Application.ActiveSheet.Range("A2").Value = "みかん"
Application.ActiveSheet.Cells(3, 2).Value = "りんご"
と同じ意味でアクティブなシートに対してセルの値を設定しています。
セルの計算式を設定する
セルにSUM関数などの計算式を設定するにはFormulaまたはFormulaR1C1プロパティを使用します。
Private Sub CommandButton1_Click() ' 計算用の値を設定 Range("C1").Value = 1 Range("C2").Value = 2 Range("C3").Value = 3 ' 計算式(A1形式) Range("A2").Formula = "=SUM(C1:C3)" ' 計算式(行列形式) Cells(2, 2).Formula = "=SUM(C1:C3)" ' 計算式(R1C1形式) ' ※「=SUM(C1:C3)」と同じ意味でB3を基点としています Range("B3").FormulaR1C1 = "=SUM(R[-2]C[1]:R[0]C[1])" End Sub
[結果]
セルの参照方法の一覧
Private Sub CommandButton1_Click() ' アクティブなワークブックからシート番号を指定してセル参照 ActiveWorkbook.Sheets(1).Range("A1").Value = "いろは" ' アクティブなワークブックからシート名を指定してセル参照 ActiveWorkbook.Sheets("Sheet1").Range("A2").Value = 1 ' アクティブなワークシートからのセル参照 ActiveSheet.Range("A3").Value = 2 ' (A4のセルを選択) Range("A4").Select ' アクティブなセル参照 ActiveCell.Value = 3 ' ワークシート名からセル参照 Sheet1.Range("A5").Value = 4 ' ワークシート名からセル参照 Worksheets("Sheet1").Range("A6").Value = 5 ' ワークブック名とワークシート番号からセル参照 Workbooks("Book1.xlsm").Worksheets(1).Range("A7").Value = 6 ' ワークブック番号とワークシート番号からセル参照 Workbooks(1).Worksheets(1).Range("A8").Value = 7 End Sub
[結果]
ワークブック/シートをアクティブにする
Private Sub CommandButton1_Click() ' ワークシート名を指定してアクティブにする Worksheets("Sheet1").Activate ' ワークシート番号を指定してアクティブにする Worksheets(1).Activate ' ワークブック名を指定してアクティブにする Workbooks("Book1.xlsm").Activate ' ワークブック番号を指定してアクティブにする Workbooks(1).Activate End Sub
行列のサイズを変更する
Private Sub CommandButton1_Click() ' セルの行列のサイズを変更する Range("B1").RowHeight = 30 Range("B1").ColumnWidth = 50 ' 全ての行列を標準サイズにする 'Rows.RowHeight = Worksheets("Sheet1").StandardHeight 'Columns.ColumnWidth = Worksheets("Sheet1").StandardWidth ' 個別に行列を標準のサイズに戻す 'Range("B1").RowHeight = Worksheets("Sheet1").StandardHeight 'Range("B1").ColumnWidth = Worksheets("Sheet1").StandardWidth End Sub
最終行/最終列を取得する
入力されている最終行と最終列の取得方法です。
Private Sub CommandButton1_Click() Debug.Print "最終行は" & _ Worksheets("Sheet1").UsedRange.Rows.Count & "行です。" Debug.Print "最終列は" & _ Worksheets("Sheet1").UsedRange.Columns.Count & "列です。" End Sub
VBAの固有操作
[セルの操作]
セルの値/計算式を設定する
セルのフォントを設定する
セルの背景色/網掛けを設定する
セルの文字配置を設定する
セルの表示形式を設定する
セルに罫線を設定する
セルの選択/コピー/貼り付け/切り取り/削除/クリア
セルの結合/結合の解除をする
セルにコメントを追加/削除する
シートの保護とセルのロック解除をする
セルの値をソートする
[テーブル/グラフ/ピボットテーブル]
テーブルの作成/操作
グラフの作成/操作
ピボットテーブルの作成/操作
[ワークシート]
シートの追加/移動/コピー/削除/表示/印刷
ワークシートのイベント
[ワークブック]
ブックを開く/追加/上書き/名前保存/PDFの作成
ワークブックのイベント
[その他]
その他の操作まとめ
エクセル講座のクイックリンク
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公開日:2015年07月15日 最終更新日:2015年07月23日
記事NO:01202