トランジスタ(PNP)の使い方 [Arduino]
PNP型のトランジスタを使用して、コレクタ電流を約100倍に「増幅」して5個の並列LEDを点灯する「スイッチング作用」を行います。

実行例

今回はトランジスタ(NPN)の使い方のPNP版となります。
トランジスタの基本的な使用方法などはNPN版に記載していますので、ご覧になっていない方は先にNPN版をお読みください。
使用部品・材料
総額で約700円です。(Arduino本体の値段を除く)
部品/材料 | 値段 | 備考 |
---|---|---|
サンハヤト SAD-101 ニューブレッドボード | ¥500 | Amazon.com |
トランジスタ 2SA1015GR 50V150mA (10個入テーピング品) | ¥100 | 秋月電子の通販コード(I-00882) |
5mm赤色LED OSDR5113A (5個) | ¥100 | 秋月電子の通販コード(I-11655) |
カーボン抵抗器 | 数円 | 10kΩ(2個)、75Ω(1個)を使用。 |
トランジスタは「2SA1015シリーズ」なら末番が「O」「Y」「GR」のどれでも可能です。(hFEという増幅率が異なるだけです。)
回路図

配線図

スケッチ(プログラム)
8ピンがLOWの時にLEDが点灯、HIGH時にLEDが消灯します。
LOWの時に8ピンがGNDとなるのでトランジスタのベースから電流が流れ込みます。その際にエミッタとコレクタが導通します。次に増幅作用でコレクタ電流がベース電流の約100倍になります。その結果、LEDが点灯します。
HIGHの時にはベースから電流が流れ込みません。ですので、エミッタコレクタ間が導通しないのでLEDが消灯します。
void setup() { Serial.begin(9600); pinMode(8,OUTPUT); } void loop() { Serial.println("HIGH"); digitalWrite(8,HIGH); delay(2500); Serial.println("LOW"); digitalWrite(8,LOW); delay(2500); }
計算式などはNPN版と同様ですので、そちらの方をご確認ください。
トランジスタのクイックリンク
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公開日:2017年08月07日 最終更新日:2017年09月04日
記事NO:02513