ステッピングモーター(ユニポーラ)の使い方 TA7291P版 [Arduino]
ステッピングモーターは任意の回転角度、回転時間でモーターを回転する事が出来ます。今回はTA7291Pを使用してモーターを操作します。

使用部品・材料
総額で約1,670円です。(Arduino本体の値段を除く)
部品/材料 | 値段 | 備考 |
---|---|---|
サンハヤト SAD-101 ニューブレッドボード | ¥500 | Amazon.com |
ステッピングモーター SPG27-1101 | ¥350 | 秋月電子の通販コード(P-11839) |
モータードライバー TA7291P (2個入) | ¥300 | 秋月電子の通販コード(I-02001) |
コネクタ付コード(みの虫×ジャンパーワイヤ) | ¥220 | 秋月電子の通販コード(C-08916) |
小型クリップ付コード 5色 | ¥180 | 秋月電子の通販コード(C-04351) |
9V電池(006P) | ¥100 | 100円ショップなど |
バッテリースナップ(電池スナップ・Bスナップ) 縦型 ソフトタイプ | ¥20 | 9V電池用。 秋月電子の通販コード(P-004521) |
「みの虫」と「クリップ」はモーターの端子と接続します。クリップはジャンパワイヤーと組み合わせてください。
配線図

次の写真が正面で、端子は左から「1,2,3 ... 10」と数えます。

TA7291Pの公式データシートより引用(ta7291p.pdf)

※型番はPです。
次はSPG27の公式データシートより引用(SPG27-1601.pdf)

SPG27は3つのグループに分かれます。

TA7291Pは2つです。(モーター側)

配線する際はグループAはグループC、グループDのどちらかに配線します。同じようにグループBはグループC、グループDのどちらかとなります。
φ1とφ2をグループCに配線するなどのような配線方法はできませんのでご注意ください。
入力定格
SPG27-1101の平均消費電力は5W以内でコイル抵抗は30Ωです。
今回の9V電池だと馬力がないので9Vや12VのACアダプターを使用する方法もあります。
スケッチ(プログラム)
ステッピングモーターを1秒で60度回転させます。時間、角度は任意に設定可能です。また、設定内容はシリアルモニターへ表示されます。
#include <Stepper.h> // 1回転(360度)するステップ数 // ※SPG27-1101の場合は常に120です。 // ※モーターが異なる場合は変更して下さい。 const float turnSteps = 120; // [変更可能]毎分の回転数(rpm) // ※回転時間の計算はloop()内のコードを参照 float rpm = 10; // [変更可能]このステップ数分のモータを回転する(マイナスも設定可能) // ※この例では「20 / 120 * 360」で60度回転します。 float Steps = 20; Stepper myStepper(turnSteps, 8,9,10,11); void setup() { Serial.begin(9600); myStepper.setSpeed(rpm) ; } void loop() { Serial.print("ステップ数:"); Serial.print(Steps,0); Serial.print(" 回転角度:"); Serial.print(Steps / turnSteps * 360,0); Serial.print("度"); Serial.print(" 回転時間:"); float times = (Steps / turnSteps) * (60 / rpm); Serial.print(abs(times)); Serial.println("秒"); myStepper.step(Steps); Serial.println("delay(500);" ); delay(500); }
実行例(シリアルモニター)

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