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スピンボタンの使い方 [ExcelのVBA]

スピンボタン

「スピンボタン」はアップダウンコントロールとも呼ばれ、テキストボックスの右横に配置して値を設定するコントロールです。

正式名称SpinButton

コード例

次のコードはスピンボタンの「タイプ、最大値、最小値、現在値」を設定します。そして、スピンボタンの値が変更された時にその値をテキストボックスへ表示します。

Private Sub SpinButton1_Change()

  ' スピンボタンの値をテキストボックスへ表示する
  TextBox1.Text = CStr(SpinButton1.Value)
  
End Sub

Private Sub SpinButton1_SpinDown()

  Debug.Print "スピンボタンのダウンボタンが押されました。"
  
End Sub

Private Sub SpinButton1_SpinUp()

  Debug.Print "スピンボタンのアップボタンが押されました。"

End Sub

' フォームのロード時
Private Sub UserForm_Initialize()

  ' スピンボタンを垂直にする
  SpinButton1.Orientation = fmOrientationVertical
  
  ' スピンボタンの最大値
  SpinButton1.Max = 100
  ' スピンボタンの最小値
  SpinButton1.Min = 0
  ' スピンボタンの現在値
  SpinButton1.Value = 50

End Sub

[結果]

プロパティの一覧

プロパティ内容
BackColorコントロールの背景色
ControlSource「Sheet1!A1」などのようにシートの値を設定する。
ControlTipTextコントロールのチップテキスト(ヒント)の設定
Delay遅延時間の設定(イベントが連続して発生しないようする為)
Enabledコントロールの使用設定(True/False)
ForeColor文字列の表示色の設定
Heightコントロールの縦幅
HelpContextIDヘルプのコンテキストIDの設定
Leftコントロールの表示位置(画面の左幅)
Maxスクロールバーなどの最大値
Minスクロールバーなどの最小値
MouseIconマウスアイコンの設定
MousePointerマウスポインターの設定
Orientationコントロールの方向を設定
TabIndexタブインデックス。タブキーを押した時の順番を設定する
TabStopタブキーを押した時に止まるかの設定
Tag任意の文字列を設定(String型)
Topコントロールの表示位置(画面の上幅)
Valueコントロールの値の設定
Visibleコントロールの表示設定(True/False)
Widthコントロールの横幅

※プロパティの基本的な使い方は「プロパティの使い方」をご覧ください。

イベントの一覧

イベント内容
AfterUpdate(コード上で)コントロールのデータを変更した後に発生する。
BeforeDragOverコントロールへファイルをドラッグ中。
BeforeDropOrPasteコントロールへファイルをドロップした。
BeforeUpdate(コード上で)コントロールのデータを変更する前に発生する。
Changeコントロールの値が変更された。
Enterコントロールにフォーカスが移る時。
Errorコントロールでエラーが発生した。
Exitコントロールのフォーカスが別のコントロールに移る時。
KeyDownコントロール上でなんらかのキーを押した。
KeyPressコントロール上で英数字記号キーを押した。
KeyUpコントロール上でなんらかのキーを離した。
SpinDownスピンボタンのダウンが押された。
SpinUpスピンボタンのアップが押された。

※イベントの基本的な使い方は「イベントの使い方」をご覧ください。

Visual Basicのコントロール

共通操作
 プロパティの使い方 イベントの使い方

ラベル
テキストボックス
コンボボックス
リストボックス
チェックボックス
オプションボタン
トグルボタン
フレーム
コマンドボタン
タブストリップ
マルチページ
スクロールバー
スピンボタン
イメージ
ユーザーフォーム

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公開日:2015年07月01日 最終更新日:2015年07月06日
記事NO:01095