オプションボタンの使い方 [ExcelのVBA]
オプションボタン
「オプションボタン」は複数の項目から一つを選択するコントロールです。コントロールの仕様上、オプションボタンは必ず2つ以上を配置する必要があります。
正式名称 | OptionButton |
---|
コード例 - 基本操作
次のコードはコマンドボタン1で「4つのオプションボタンを2つのグループ」にわけて、コマンドボタン2でその選択値を出力します。
Private Sub CommandButton1_Click() ' OptionButton1/2を「petit」グループにする OptionButton1.GroupName = "petit" OptionButton2.GroupName = "petit" ' OptionButton3/4を「monte」グループにする OptionButton3.GroupName = "monte" OptionButton4.GroupName = "monte" ' オプションボタンはグループの中で一つだけ選択できます。 ' 上記のようにグループ分けする事によって ' ・「petit」グループで一つ選択できます ' ・「monte」グループで一つ選択できます ' このボタンを押さない限り、全てのオプションボタンは ' 一つのグループとみなされ4つのうち一つしか選択できません。 End Sub Private Sub CommandButton2_Click() If OptionButton1.Value = True Then Debug.Print "OptionButton1が選択されています。" End If If OptionButton2.Value = True Then Debug.Print "OptionButton2が選択されています。" End If If OptionButton3.Value = True Then Debug.Print "OptionButton3が選択されています。" End If If OptionButton4.Value = True Then Debug.Print "OptionButton4が選択されています。" End If End Sub
[結果]
プロパティの一覧
プロパティ | 内容 |
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Accelerator | コントロールのアクセラレータ(ショートカットキー)を設定する。英数字1文字を設定可能。実行時はAlt+設定したキーで実行できます。 |
Alignment | コントロールのアライメント(位置)の左右設定 |
AutoSize | コントロールのサイズを自動的に文字列に合わせる |
BackColor | コントロールの背景色 |
BackStyle | コントロールの背景スタイル |
Caption | コントロールの表示名 |
ControlSource | 「Sheet1!A1」などのようにシートの値を設定する。 |
ControlTipText | コントロールのチップテキスト(ヒント)の設定 |
Enabled | コントロールの使用設定(True/False) |
Font | 文字列のフォントの設定 |
ForeColor | 文字列の表示色の設定 |
GroupName | コントロールにグループ名を設定する。使い方は複数のコントロールに同一名のグループ名を設定して使用する。主にオプションボタンで使用される。 |
Height | コントロールの縦幅 |
HelpContextID | ヘルプのコンテキストIDの設定 |
Left | コントロールの表示位置(画面の左幅) |
Locked | コントロールの編集設定(オン/オフ) |
MouseIcon | マウスアイコンの設定 |
MousePointer | マウスポインターの設定 |
Picture | コントロールの画像設定 |
PicturePosition | 画像の表示位置 |
SpecialEffect | コントロールの表示スタイルの設定 |
TabIndex | タブインデックス。タブキーを押した時の順番を設定する |
TabStop | タブキーを押した時に止まるかの設定 |
Tag | 任意の文字列を設定(String型) |
TextAlign | 文字列の表示形式を設定する |
Top | コントロールの表示位置(画面の上幅) |
TripleState | NULL値を設定(オン/オフ) |
Value | コントロールの値の設定 |
Visible | コントロールの表示設定(True/False) |
Width | コントロールの横幅 |
WordWrap | 文字列を自動的に折り返すかどうか |
※プロパティの基本的な使い方は「プロパティの使い方」をご覧ください。
イベントの一覧
イベント | 内容 |
---|---|
AfterUpdate | (コード上で)コントロールのデータを変更した後に発生する。 |
BeforeDragOver | コントロールへファイルをドラッグ中。 |
BeforeDropOrPaste | コントロールへファイルをドロップした。 |
BeforeUpdate | (コード上で)コントロールのデータを変更する前に発生する。 |
Change | コントロールの値が変更された。 |
Click | コントロールをクリックした。 |
DblClick | コントロールをダブルクリックした。 |
Enter | コントロールにフォーカスが移る時。 |
Error | コントロールでエラーが発生した。 |
Exit | コントロールのフォーカスが別のコントロールに移る時。 |
KeyDown | コントロール上でなんらかのキーを押した。 |
KeyPress | コントロール上で英数字記号キーを押した。 |
KeyUp | コントロール上でなんらかのキーを離した。 |
MouseDown | コントロール上でマウスのボタンを押した。 |
MouseMove | コントロール上でマウスが移動した。 |
MouseUp | コントロール上でマウスのボタンを離した。 |
※イベントの基本的な使い方は「イベントの使い方」をご覧ください。
Visual Basicのコントロール
共通操作 プロパティの使い方 イベントの使い方 |
ラベル | |
テキストボックス | |
コンボボックス | |
リストボックス | |
チェックボックス | |
オプションボタン | |
トグルボタン | |
フレーム | |
コマンドボタン | |
タブストリップ | |
マルチページ | |
スクロールバー | |
スピンボタン | |
イメージ | |
ユーザーフォーム |
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公開日:2015年06月30日 最終更新日:2015年07月06日
記事NO:01086