自作スピーカーを作ってみる - アンプ版(NJM386BD) [Arduino]
使用部品・材料
総額で約1,650円です。(Arduino本体は無くてもOK)
部品/材料 | 値段 | 備考 |
---|---|---|
サンハヤト SAD-101 ニューブレッドボード | ¥500 | Amazon.com |
オーディオアンプIC NJM386BD | ¥50 | 秋月電子の通販コード(I-00022) |
3.5mmステレオミニジャックDIP化キット AE-PHONE-JACK-DIP | ¥150 | 秋月電子の通販コード(K-05363) |
オーディオケーブル | ¥100 | 両端が3.5mmステレオミニプラグです。 パソコンまたはヘッドフォン端子等に接続して原音を取得します。100円ショップだと「AUXオーディオ接続コード」「AUXオーディオリールケーブル」などの名称で販売されています。 |
スピーカー 8Ω8W | ¥100 | W(ワット)数が大きい方が良いです。 秋月電子の通販コード(P-03285) |
両端ロングピンヘッダ 1×40 (40P 6.1) | ¥50 | スピーカーの端子接続用。このピンヘッダはサイズ少し大きいのでジャンパーワイヤーで代用した方が良いかもです。 秋月電子の通販コード(C-09056) |
半固定ボリューム 10kΩ [103] | ¥50 | ボリュームは1kΩ、5kΩ、10kΩなどお好きなものを使用してください。もちろん、半固定抵抗器ではなく可変抵抗器でもOKです。 秋月電子の通販コード(P-08012) |
超小型スイッチングACアダプター9V1.3A 100V~240V GF12-US0913 | ¥650 | 電源にArduinoのUSB給電を使用するとパソコンからのノイズが酷いので、ACアダプターか9V電池などを使用してください。 秋月電子の通販コード(M-01803) |
カーボン抵抗器 | 数円 | 1kΩ(1個)を使用。 |
スピーカーの種類
アクティブ スピーカー | 主にPC用のスピーカーでアンプが内蔵されています。 |
---|---|
パッシブ スピーカー | アンプが内蔵されていないので、そのままだと大きな音は出ません。 ※パッシブはアクティブの対義語の意味。英語の意味は無関係です。 |
テスト用動画
男女のツインボール(陰陽座)
高音、中音、低音の女性3人ボーカル(Kalafina)
配線図
オーディオの原音は「左音声」(L)を使用していますが、スマホなどで音声が出ない場合は「右音声」(R)に接続して下さい。また、音量を調整できるようにボリュームを設置しています。
次は公式データシートより(njm386bd.pdf)
推奨回路図
推奨回路には抵抗やコンデンサが記載されていますが、今回は使用していません。特にデータシートの「発振の防止」の所に「スピーカー負荷の場合、必ず出力ピンとGND間に10Ω+0.047μFを入れご検討ください。」と記載されていますが、これをその通りやると雑音が酷くなります。
パソコン側
パソコンの裏にある「黄緑色の穴」にオーディオケーブルを差し込みます。
次の写真のように穴が3つの場合はサウンドカードがオンボードです。6つの場合はマザーボードにサウンドカードが装着されている事が多いです。
スマートフォンやPC用スピーカーに付いているヘッドフォン端子などに差し込む事もできます。
スピーカーの性能
人間の可聴域は20Hzから20kHzです。スピーカーを選ぶ時の参考値にして下さい。ちなみに、今回使用している100円のスピーカーは2kHzから20kHzですので、低音が期待できないです。
音質について
スピーカーは筐体(きょうたい - 箱の事)に埋め込むと音質が向上します。箱が手元にない場合は親指と人差し指でスピーカーの周りを包み込むと、音が変化しますので試してみて下さい。
利得を調整したい場合は...
GAIN(ゲイン)のピン1とピン8の間に外部抵抗やコンデンサを追加すると利得を最大200倍まで変更可能です。詳細はLM386のデータシートの「利得制御」をご覧ください。
2つのスピーカーの音量を同時に変更する
「R」と「L」を別々のスピーカーで鳴らす場合は「小型2連ボリューム」(2連可変抵抗器)というアイテムを使用すると、2個同時に音量を変更する事が可能です。
掲示板
ArduinoやRaspberry Piなどの電子工作の掲示板を作成しました。質問やわからない事は電子工作 (Arduino・ラズパイ等)でユーザー同士で情報を共有して下さい。