ATmega328Pにブートローダを書き込む [Arduino]
Atmel社(アトメル)のAVRマイコンである「ATmega328P-PU」にArduino起動用のブートローダを書き込みます。ブートローダを書き込むことにより、Arduinoとして利用可能でArduinoのスケッチも書き込めるようになります。
Arduino UNOには「ATmega328P-PU」が標準搭載されています。
Arduino IDEでスケッチが書き込めないなどの不具合が発生した際に、ブートローダを書き込んだATmega328P-PUに交換すると直る場合があります。
使用部品・材料
総額で約880円です。(Arduino本体の値段を除く)
部品/材料 | 値段 | 備考 |
---|---|---|
サンハヤト SAD-101 ニューブレッドボード | ¥500 | Amazon.com |
AVRマイコン ATMEGA328P-PU | ¥250 | 秋月電子の通販コード(I-03142) |
クリスタル(水晶発振子)16MHz | ¥30 | 秋月電子の通販コード(P-08671) |
絶縁型ラジアルリード型積層セラミックコンデンサー22pF50V±5%2.54mm 10個入 | ¥100 | 秋月電子の通販コード(P-04060) |
カーボン抵抗器 | 数円 | 10kΩ(1個)を使用。 |
1. はじめに
ArduinoにArduinoISPスケッチを書き込み、Arduinoを「ブートローダの書込装置」にします。(他のスケッチを書き込めば元に戻ります)
Arduino IDEのメニューの[ファイル][スケッチ例][11.ArduinoISP]の「ArduinoISP」を開きます。
メニューの[スケッチ]の「マイコンボードへ書き込む」で書き込みます。
2. 配線
ここで新品の「ATMEGA328P-PU」に配線を行います。
(2020/12)10ピンをRESETに変更すると動作するという報告があります。
次は公式より(atmega48-88-168-328_A_P_PA.pdf)
次はArduino公式より
https://www.arduino.cc/en/Hacking/PinMapping168
3. ブートローダの書き込み
Arduino IDEのメニューの[ファイル]の「新規ファイル」を開きます。
メニューの[ツール][ボード]を「Arduino/Genuino UNO」に選択します。
次に[ツール][書き込み装置]を「Arduino as ISP」にします。
[ツール]の「ブートローダを書き込む」を押します。
「ブートローダの書き込みが完了しました。」と表示されれば完了です。
最後に書き込み装置を「AVRISP mkⅡ」(Arduinoの標準)に戻します。
参考サイト
Arduino を AVR プログラマ(ISP: In-System Programmer)として使う
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