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ハードディスク(HDD)を物理的に破壊する[パソコンの壊し方]

古くなったパソコンを業者に渡す時などにクレジットカードや会員サイトなどの情報が残っていると個人情報が流出する可能性があります。ハードディスク(HDD)に対して「データ抹消ソフト」を使用すると情報流失は限りなく低くくなります。ただ、パソコンのハードディスクが起動しない場合は物理的に破壊するしかありません。

今回はハードディスクを物理的に破壊する方法をご紹介します。

ハードディスクを破壊 - 結果

ハードディスクを破壊すると写真のようになります。

事前準備

パソコンを壊すにはパソコンの中にある「ハードディスクドライブ(HDD)」と呼ばれるストレージ(補助記憶装置)を破壊します。

ハードディスクが壊れているとデータを読み取る事ができませんので「WindowsやMac、Linux」などのOSは起動しません。ですのでパソコンを破壊した事となります。

[ハードディスク]

ハードディスクを破壊するには次のような道具を使用します。

[ドライバー]

パソコンを開けるには通常の「ドライバー」、HDDの蓋は六角星型ネジですので「トルクスドライバー」を使用します。

上の写真はドライバーセットとなります。トルクスドライバーは「T5」「T6」「T7」「T8」あたりのサイズを使用します。また、トルクスドライバーはホームセンターで販売しています。

※HDDによっては通常のドライバーであける事ができるタイプもあります。

[金槌(かなづち)]

HDDの中身のディスク(プラッタ)を破壊する場合は、ガラス片がかなりの勢いで飛びますので水中ゴーグルやメガネなどを使用して目を保護する必要があります。

パソコンからHDDの取り出し

デスクトップ、ノートパソコン共に筐体(外枠)のネジを外してHDDを取り出します。今回はノートパソコンからHDDを取り出す手順を解説します。

作業に入る前に必ず電源コンセントを抜き、バッテリーをはずします。

まず、ノートパソコンを裏返しにします。

ネジを外して蓋をあけます。(場所はパソコンにより異なります)

手前にあるHDDを取り出します。

表にするとHDDだと認識できます。

HDDの蓋をはずす

HDDの蓋(ふた)は六角の星型ネジが多いですのでトルクスドライバーの「T5」「T6」「T7」「T8」ぐらいのサイズを使用して蓋をはずします。

[蓋あり]

[蓋なし]

蓋が外れない場合は、HDDの蓋の上にあるシールをはがすともう一つネジがある場合がありますので、そちらのネジもはずします。

円盤型のディスクがディスクの下に複数枚、隠れている場合が多いですので、全てのディスクを取り外してください。

HDDを物理的に破壊する

最後にディスクを金槌で壊します。

デスクトップのHDDは次のように割れにくい材質で出来ている事が多いです。その場合は折り曲げたり叩いたり「ベコベコ」になるまでやります。

この写真では叩きがまだ足りない状態です。数cmの破片からでも一部のデータは復旧できる可能性があるので徹底的に叩きましょう:-)

以上となります。お疲れ様でした。





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公開日:2015年09月20日 最終更新日:2015年09月22日
記事NO:01370