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299円ではじめるRFID(13.56MHz Mifare) [Arduino]

NXPセミコンダクターズ社(旧フィリップス)の「MFRC522」チップを搭載した299円のDIP基板をArduinoで使用すれば、欧米で圧倒的なシェア率を誇る「Mifare」(マイフェア)の非接触型ICカードを読み書きできます。

そのDIP基板は「ICカード」「キーホルダー」を含めた3点セットで299円です。アマゾン内の検索ボックスで「RC522」を検索すると出てきます。

日本ではソニーのFeliCaが圧倒的のシェア率でMifareの使用率は低いのですが、学習用には良いかも知れません。

無料ライブラリ

MFRC522チップ専用のArduinoライブラリがUnlicenseで公開されています。これを使えば誰でも簡単にMifareのICカードを読み書き可能です。

Arduino RFID Library for MFRC522
https://github.com/miguelbalboa/rfid

Wikipediaで補足:Unlicense

RFID、NFC、FeliCa、Mifareの違い

RFID(radio frequency identifier)は無線通信によって電子タグと情報をやり取りする技術全般の事。その中にNFC、FeliCa、Mifareなどの非接触型ICカードを使用した近距離無線通信が含まれます。

種類概要
FeliCa(フェリカ)ソニーが開発。Suica、WAON、楽天Edy、nanacoなど主に日本国内で利用されている。
Mifare(マイフェア)NXPセミコンダクターズが開発。日本国内ではタバコのTaspoなどで使用。主に世界中で利用されている。
NFCソニー、NXPセミコンダクターズによる共同開発。NFC対応機種はFeliCa、Mifareの両方を読み書き可能。

懸案事項

さて、いつもならば各電子部品の使い方をご紹介しているのですが、今回はありません。何故ならば、DIP基板をそのまま使用した場合には「電波法違反」になる可能性があるからです。

今回のMFRC522チップでは「13.56MHz」の周波数を使用して無線通信を行います。この電界強度が3mで500μV/m以下であれば免許不要で微弱無線局として開局できます。(技適マークは関係なく、微弱無線適合マークがあれば検査・調査なしで使用OK)

この2枚の画像は総務省の電波利用ホームページより引用

MFRC522のデータシートをみても電界強度の記載はなく、電界強度の計測器自体もそれなりの値段です。ネットで探しても明確に微弱無線局に適合するという記事は見つかりません。

市販品のNFCリーダー/ライターはUSBでパソコンに接続できます。これらは総務省の型式指定に登録されているので、合法で利用可能です。

ただ、USBのNFCリーダー/ライターはArduinoの標準では扱えないのでRaspberry Pi(ラズパイ)で操作する方が良いと思います。

その他にスマホにNFC機能がある場合は、アプリ側でFeliCa、Mifareなどの非接触型ICカードを読み書き出来るかも知れません。

参考サイト

Arduinoで近距離無線通信 RFID-RC522 NFC





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公開日:2018年01月26日
記事NO:02633