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ホールセンサー(ガウス/磁束密度)の使い方 [Arduino]

N極、S極の磁力(磁束密度)を測定してガウス単位で出力します。

実験で使用する磁石

実行結果

使用部品・材料

総額で約510円です。(Arduino本体の値段を除く)

部品/材料値段備考
ブレッドボード¥270秋月電子の通販コード(P-00315)
ホールセンサー A1324LUA-T¥140秋月電子の通販コード(I-07014)
磁石¥100N極、S極があるもの。

100円ショップ。

配線図

公式データシートより引用(A1324_Datasheet.pdf)

※今回は右側の「UA Package」です。

スケッチ(プログラム)

磁力を計測してシリアルモニターへ出力します。

void setup() {
  Serial.begin(9600);
}

void loop() {
  int base = 2500; // ゼロガウス(0G) = 2.5V(2500mV)
  
  // アナログ入力の値を電圧に変換(mV)
  float voltage =  (analogRead(A0) / 1024.0) * 5.0 * 1000;

  // 1ガウス(1G) = 5mV
  if(base <= voltage){
    Serial.print("N極: ");
    Serial.print((voltage - base) / 5.0);
    Serial.println(" ガウス(G)");
  }else{
    Serial.print("S極: ");
    Serial.print((base - voltage) / 5.0);
    Serial.println(" ガウス(G)");   
  }
  delay(100);
}

※磁石のN極またはS極をホールセンサーに近づけて下さい。

最後に

地球が持つ磁気である「地磁気」は0.24から0.66ガウスみたいです。

このホールセンサーは電子部品の影響か「若干の誤差」があるようです。使用目的によっては精度を高める為に調整して下さい。





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公開日:2017年06月19日 最終更新日:2017年06月20日
記事NO:02427