相対参照と絶対参照($マーク)、複合参照について[Excelの基本操作(上級)]
事前準備
図のようにエクセルに値を入力してください。
※灰色の線(グリッド)を非表示にするにはリボンの「表示」タブの枠線をオフにします。
データを入力するのが大変な方は下記からダウンロードできます。
excel_basicoperation_al_18.xlsx 9.86 KB (10,104 バイト)
相対参照(A1、B1など)
E7のセルに「=(半角)」を入力します。
C7のセルを選択します。
E7のセルに「*(半角)」を入力します。
D7のセルを選択します。
Enterキーを押します。
ダイコンの金額が計算されました。
数式のオートフィル
E7のセルを選択します。次にE7のセルの右下にある小さな四角付近にマウスを持っていきます。
マウスのカーソルが黒の十字アイコンに変わったら、左クリックを押しながらマウスを下に移動します。そしてE11のセルまで枠を延ばしたらマウスの左クリックを放します。
全ての材料の金額が自動で計算されました。
E7からE11の数式の中身は図のようになります。
絶対参照($A$1、$B$1など)
F7のセルに「=(半角)」を入力します。
E7のセルを選択します。
F7のセルに「*(半角)」を入力します。
D4のセルを選択します。
「D4」を絶対参照に変換する為にF4キーを1回、押します。
Enterキーを押します。
ダイコンの消費税が計算されました。
次に先程と同様にF7を選択してからF11までオートフィルで埋めます。
全ての材料の消費税が自動で計算されました。
F7からF11の数式の中身は図のようになります。
では、$D$4の部分をD4にしたらどうでしょうか?
F7からF11までをオートフィルします。
消費税がなにやらおかしな数値になりましたね。F7からF11の数式をみてみましょう。
本来は消費税の「0.1」を参照したいのに別のセルを参照しています。
このようにオートフィルなどでセルを固定して参照したい場合に絶対参照($マーク)を使用します。
複合参照
複合参照は絶対行参照と絶対列参照の二つがあります。絶対行参照は行のみを固定します。絶対列参照は列のみを固定にします。
相対参照/絶対参照/複合参照のまとめ
相対参照 | 絶対参照 | 絶対行参照 | 絶対列参照 | |
---|---|---|---|---|
書式 | A1 | $A$1 | A$1 | $A1 |
※数式でセルを選択すると「F4キー」で参照を切り替える事が可能です。
合計金額
合計金額(金額+消費税)の計算は「セルの値を計算(加算、減算、乗算、除算、連結)する」を見ながら完成させてくださいね。