DCファンの使い方 [Arduino]
電子部品を冷却するDCファンの使い方です。

使用部品・材料
総額で約520円です。(Arduino本体の値段を除く)
部品/材料 | 値段 | 備考 |
---|---|---|
ブレッドボード | ¥270 | 秋月電子の通販コード(P-00315) |
NchパワーMOSFET 2SK703 100V5A | ¥60 | 秋月電子の通販コード(I-11616) |
5V25mm角 DCファン | ¥100 | ファンの逆起電力を防ぐ為にダイオードを使用する必要があります。 秋月電子の通販コード(P-02480) |
汎用整流用ダイオード 1000V1A 1N4007 | 数円 | ダイオードには極性があります。白または灰色の線がある方がカソードです。今回はファンが逆起電力を発生した際にダイオードが吸収する為にカソードを+側にしています。 秋月電子の通販コード(I-00934) |
電池ボックス 単3x3本 リード線・フタ・スイッチ付 | ¥90 | 秋月電子の通販コード(P-02666) |
カーボン抵抗器 | 数円 | 100Ω(1個)を使用。 |
コネクタ付コード(みの虫×ジャンパーワイヤ) | 任意 | ファン端子の延長用。 秋月電子の通販コード(C-08916) |
配線図
ダイオードの向きに注意して下さい。詳細は上表参照。

次はMOSFETのデータシートより引用(2sk703.pdf)

[デジタル8ピンがHIGH]
Gate(ゲート)端子に電圧が印加されます。そうすると、Drain(ドレイン)とSource(ソース)端子が「内部的に接続」(回路図左の点線)されます。Source端子はGNDに接続されていますので、DrainもGNDとなります。
電流の流れは乾電池からプルアップ抵抗、DCファン、GNDへ接地しますのでDCファンが回転します。
[デジタル8ピンがLOW]
Gate(ゲート)端子に電圧が印加されません。なので、回路図の右側のDrainからSourceへ電流が流れます。
ですが、途中に寄生ダイオードがありますので流れがストップされます。結果的にDCファンは停止します。
[プルアップの抵抗値]
DCファンの定格が50mAなので100Ωを使用しました。使用する電池が減っている時は動作しない可能性があるので、その場合は電池を交換するか抵抗値を小さくすると良いです。
スケッチ(プログラム)
2秒毎にファンを回します。
void setup() { pinMode(8,OUTPUT); } void loop() { digitalWrite(8,HIGH); delay(2000); digitalWrite(8,LOW); delay(2000); }
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