自動ブレーキがあると自動車保険が割引になる
2017年1月から自動車保険各社(任意保険)で自動ブレーキ(被害軽減ブレーキ)がある自動車を対象に割引を開始する予定です。割引率は平均で1割程度となる模様です。
問題点
自動ブレーキと一口に言っても被害を軽減する性能の差は雲泥の差です。
軽自動車の自動ブレーキが作動する走行速度では、スズキの「デュアルカメラブレーキサポート」では時速100kmまでで歩行者、クルマ共に認識します。
ダイハツの「スマートアシスト2」は時速50km、「スマートアシスト」は時速30kmまででクルマのみ認識です。ホンダも「スマートアシスト/スマートアシスト2」と同様です。
この走行速度は条件によって変化しますので実際の速度はこの半分ぐらいと思ってください。そうなると、ダイハツの「スマートアシスト」の自動ブレーキは渋滞中の衝突ぐらいにしか効果がないと思われます。一方、スズキの「デュアルカメラブレーキサポート」は街中などの走行中にも効果があります。
このように性能差があるにも関わらず、割引率が同じになる可能性があります。
スズキの「デュアルカメラブレーキサポート」の中身はマツダのアイサイトです。アイサイトは国産車の中で圧倒的な性能です。このような自動ブレーキを装備しているクルマには割引率が高くならないと不自然です。
今後、安全性が高いクルマが一番売れて交通事故が減少するといいですね。
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