自動ブレーキ付きの軽自動車はスペーシア、ハスラーが圧倒的な性能[2016年上半期]
自動ブレーキ(衝突被害軽減ブレーキ)がある軽自動車を購入する方にはスズキのスペーシアまたはハスラーがお薦めです
2015年5月 スペーシアの自動ブレーキシステム「デュアルカメラブレーキサポート」が国土交通省と独立行政法人 自動車事故対策機構が主催する「予防安全性能アセスメント」で軽自動車でトップレベルの点数を獲得しました。
2015年12月にはハスラーの「Xターボ、Gターボ・G」クラスにデュアルカメラブレーキサポートが装備されました。
2016年1月現在でもこの点数を越える軽自動車は発表されていません。
軽自動車の自動ブレーキの性能
メーカー | 車種名 | 点数/満点 | 備考 |
---|---|---|---|
スズキ | アルト | 9/40 | |
スズキ | ラパン | 14.8/46 | |
スズキ | エブリイ | 7.7/40 | |
スズキ | スペーシア | 45.8/46 | デュアルカメラブレーキサポート |
スズキ | ハスラー | 8.9/40 | |
スズキ | ワゴンR | 8.9/40 | |
ダイハツ | ウェイク | 8.2/40 | |
ダイハツ | タント | 32.7/46 | スマートアシスト2 |
ダイハツ | ミラ イース | 7.8/40 | スマートアシスト |
ダイハツ | ムーヴ | 33.6/46 | スマートアシスト2 |
ホンダ | N-BOX | 8/40 | |
ホンダ | N-ONE | 15.1/46 | |
ホンダ | N-WGN | 8/40 | |
三菱 | eKスペース | 8.8/40 | |
三菱 | eKワゴン | 8/40 |
46点満点のものは「被害軽減ブレーキ」「はみ出し警報」「後方視界情報」の3項目で性能の試験が行われています。40点満点のものは「被害軽減ブレーキ」「はみ出し警報」の2項目のみです。
※この性能の点数は独立行政法人自動車事故対策機構(NASVA)の予防安全性能アセスメントから引用しています。
普通自動車では
軽自動車では「スペーシア」がダントツで高性能ですが、普通自動車ではトヨタの「プリウス、アクア、レクサス」、日産の「スカイライン」、スバルの「インプレッサ、レガシィ」、ホンダの「ステップワゴン」などが満点または満点に近いです。
自動ブレーキについて
スペーシアの「デュアルカメラブレーキサポート」は2つのカメラを搭載したステレオカメラ方式で「歩行者」や「クルマ」「車線」を認識して衝突の可能性がある場合に警報や自動ブレーキで回避する事が可能です。
[自動ブレーキが作動する走行速度]
スズキの「デュアルカメラブレーキサポート」では時速100kmまでとなっています。クルマ、歩行者共に認識します。ダイハツの「スマートアシスト2」は時速50km、「スマートアシスト」は時速30kmまででクルマのみ認識です。ホンダも「スマートアシスト/スマートアシスト2」と同様です。
2016年下半期以降になれば、他の軽自動車でも高性能な自動ブレーキ付き軽自動車が発表されるかもしれませんが、その前に新車を購入する方はスペーシアまたはハスラーの2択になると思います。
追記
スペーシアはマツダの「フレアワゴン」、ハスラーはマツダの「フレアクロスオーバー」のOEMでした。本家の「フレアワゴン」「フレアクロスオーバー」にも当然ながら「デュアルカメラブレーキサポート」が搭載されています。
参考リンク
・予防安全性能アセスメント(独立行政法人自動車事故対策機構(NASVA))
・自動ブレーキ 軽自動車 デュアルカメラとスマアシ2を比較!どっちが優秀か!?
・自動ブレーキ軽自動車比較一覧!事故や誤作動は?知らないと危険!
・スズキ・デュアルカメラブレーキサポートvsダイハツ・スマートアシストII比較表作ったよー!