ビジネスに必要な「考える力」を鍛える - [知能人から知性人へ]
「考える力」を鍛える前に知能と知性の違いからご紹介します。
知能と知性の違い
「知能と知性」は「戦術と戦略」のように意味が異なります。戦術は戦闘に勝利する為の軍人の計略で、戦略は国家が戦争に勝利する為の指導者による大局的な視点からの計略となります。
「知能」とは技能と似たような意味合いです。例えば「お箸の使い方」や「自動車の運転方法」などで「答えの有る問い」を使いこなす能力です。
「知性」とは「答えの無い問い」を多面的な視点で観察して最良な答えを導き出す能力です。知性は高度なビジネスで必要な洞察力や考える力ともなります。
次の章からは「考える力」を鍛える方法となります。
考える力を鍛える
マイナスをプラスに変換する - ABSの法則
これはよくある事例ですがマイナスな状況をプラスに変換しています。
客からのクレームを財産として、それを元にサービスや製品を改良してより良いもの提供する。その他には容姿が悪いのを武器(個性)として芸人でテレビなどに出演する。レアなケースでは完治しにくい病気を逆手にとって病気であるがゆえに適した職業になるなど多数挙げられます。
政治ニュースを刮目(かつもく)する
政治の動向を予測または結果から物事を認識すると良いです。
例えば、民主党は2016年に甘利元大臣の不正に関する「書類を2,3日にわけてマスコミに公開」しました。なぜ、一度に公開しなかったのでしょうか。答えは簡単です。テレビや新聞で連日報道されると自民党の支持率が下がるからです。
その他の政治関連といえば、読売新聞・日本テレビは自民党などの政府よりの報道が多いです。一方、朝日新聞・テレビ朝日は反原発、反政府的な報道が多いです。両社とも世論を誘導しようとしているとも読み取れます。
経済ニュースを刮目する
経済ニュースも政治ニュースと同様です。
例えば、一時期ブレイクした携帯、スマホゲーム会社のGREEのお話ですが、売上が減少したニュースが流れている前後には非常に多くのテレビCMが流れていました。これはこれ以上の客離れを阻止する為の戦略だと思います。
それから、しばらくするとGREEのテレビCMがほとんど流れなくなりました。誰が考えても経営が危険な状態かと思ってしまいます。ネットでGREEのニュースを検索してみると「赤字転落」の記事がありました。
ここでの教訓はテレビCMを頻繁に投下すると認知率は向上する。但し、その後にCM投下数を極端に減らすと逆効果になる場合があるという事がわかります。
未来を考えてみる - 未来予測
未来の「世の中」の事を考えて観ます。
SF映画やSFマンガで良くある街中にロボットが歩いている光景が予想できます。私はIT技術者なので、このような世界ではロボット技師という職業が成立すると考えます。その来るべき世界の前に、ロボット工学を学んでロボットを開発するのも良し、起業するのも有りだと思います。
まとめ
若輩者の私が考えるには ...
「考える力を鍛える方法」の「題材」は仕事、生活、人間関係でも良いし、何でも有りだと思います。「考える力」は一朝一夕では身に付きません。3年、5年のスパンで考えて、その時点の良い手法で「考える力」を鍛えていくとよいと思います。
最後に究極の題材をプレゼントします。
Question 地球の生物は何の為に生まれてきたのか?
はい。答えはありません。
今の私が考えるには宇宙生命体もしくは宇宙外生命体が宇宙内の生命体の生きるエネルギーを「何か」に利用もしくは「研究」しているのかも知れません。
※考えすぎは「体に障ります」のでくれぐれも注意してくださいね。
参考リンク
「知能」と「知性」について
知能と知性の意味の違いとは。遺伝や顔との関係