日本の財政規模は一般会計の規模ではない
日本の財政規模は一般会計を見ていてもわかりません。国の実質的な財政規模を把握するには「純計」を見る必要があります。純計とは一般会計と特別会計を合算して重複を除いたものです。
一般会計とは
一般的な経費を含んだ会計を一般会計という。一般的に日本の財政を語る時はこの一般会計を使用しています。
特別会計とは
一般会計に属さない会計。平成27年度は14個の特別会計があります。
交付税及び譲与税配付金、地震再保険、国債整理基金、外国為替資金、財政投融資、エネルギー対策、労働保険、年金、食料安定供給、国有林野事業債務管理、貿易再保険、特許、自動車安全、東日本大震災復興
この特別会計は一般会計からお金を受け入れたり、歳入となる公債金(国債)を発行する事もあります。
平成20年~平成24年度の財政規模(歳入)
平成20年~平成24年度の歳入(単位:兆円)です。この表を見ると一般会計、特別会計、純計が一目で理解できると思います。日本の財政規模はおよそ250兆円となります。この金額をドルに換算した世界ランキングでは2位です。1位はアメリカ、3位中国、4位ドイツ、5位フランスとなります。
- | 平成20年度 | 平成21年度 | 平成22年度 | 平成23年度 | 平成24年度 |
---|---|---|---|---|---|
一般会計 | 89.21 | 107.11 | 100.53 | 109.98 | 107.76 |
特別会計 | 387.74 | 377.89 | 386.98 | 409.92 | 412.53 |
純計 | 235.97 | 246.28 | 245.70 | 263.62 | 266.03 |
※純計は一般会計と特別会計を合算して重複を除いたものです。
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公開日:2015年03月26日 最終更新日:2022年04月08日
記事NO:00590