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LEDの使い方 [Arduino]

LED(Light Emitting Diode/発光ダイオード)の使い方です。

極性について

LEDには極性があります。極性とは電池と同じでプラスマイナスがあるという事です。プラスマイナスを反対側につけると、部品によっては発熱や故障する原因となります。

LEDの極性の見分け方は足の長さが長い方がアノード(+側)で短い方がカソード(-側)となります。

使用部品・材料

総額で約310円です。(Arduino本体の値段を除く)

部品/材料値段備考
ブレッドボード¥270秋月電子の通販コード(P-00315)
5mm赤色LED OSDR5113A
2個
¥20秋月電子の通販コード(I-11655)
カーボン抵抗器数円220Ω(2個)を使用

配線図1

上の抵抗はプルアップ抵抗、下の抵抗はプルダウン抵抗と呼びます。共に抵抗器を使用することによって、LEDに流す電流を制限しています。

データシートの見方(抵抗値の計算)

LEDなど電子部品に使用できる「電圧・電流」はデータシートの絶対最大定格(Absolute Maximum Rating)、電気的特性(Electrical Optical Characteristics)、電気的仕様(Electrical Specifications)などに記載されています。

今回のLEDは秋月電子の「5mm赤色LED OSDR5113A」を使用しています。リンク先のページにある「データシート(OSDR5113A.pdf)」を開き確認します。

Arduinoの電源は5V(V)。データシートに記載されている順方向電圧(DC Forward Voltage/VF)は標準2.0V。最大電流(DC Forward Current)は30mA(IF)ですのでオームの法則で100Ωになります。(最低でも必要な抵抗値)

100Ω = (5V - 2.0V) / 0.030A

実際にはArduinoのピンに流しても良い最大電流も考える必要があります。

Arduinoでは1つのI/Oピン当り最大電流20mA。I/Oピン全部の合計で100mAまで。1ピンに40mAを流すとArduinoが壊れるようです。

Arudinoは20mAですので、オームの法則で計算すると150Ωになります。

150Ω = (5V - 2.0V) / 0.020A

※今回は多めに220Ωを使用しています。



続いては、電子工作の定番のLチカ(LEDを点滅)します。

配線図2

スケッチ(プログラム)

LEDを1秒点灯、LEDを1秒消灯を繰り返します。(LEDの点滅)

void setup() {
  pinMode(2,OUTPUT);
}

void loop() {
  // 1秒点灯
  digitalWrite(2,HIGH);
  delay(1000);

  // 1秒消灯
  digitalWrite(2,LOW);
  delay(1000);
}

最後に

アノード、カソード、オームの法則など初めてのキーワードはWikipedeiaなどで詳細を確認してくださいね。





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公開日:2017年05月08日 最終更新日:2017年08月20日
記事NO:02349