Python学習向け総合開発環境のSpyder(スパイダー)
Python用の総合開発環境(IDE)や高機能エディタは沢山あります。その中でも有名なものは「Pycharm」や「Visual Studio Code」などです。
今回はAnacondaに同梱されている「Spyder」(スパイダー)をご紹介します。学習向けですが本格的な開発にも利用できます。
※Spyderは初期状態で日本語に対応していています。
1. Spyderの起動
Anaconda NavigatorでSpyderのLaunchをクリックします。
2. Spyderの使い方
2-1. コードの実行
左側のエディタにコードを入力します。
a = '123' b = [1,2,3] print(b *3)
緑の▶でコードを実行します。
2-2. コードのデバッグ
青の▶でコードをデバッグします。
2-3. 変数の値の確認
右の変数エクスプローラーで値を確認できます。
2-4. コード補完
「.」を打ち込むと候補が自動表示されます。
Tabキーを押すと候補が自動表示されます。
※Tabキーによる候補表示は「Jupyter Notebook」もできます。
2-5. プロジェクトの作成
メニューの[プロジェクト][新規プロジェクト]から作成可能です。
2-6. IPythonで計算する
右下にあるIPythonでJupyter Notebookのように計算する事も可能です。
次例では「1+2」を計算しています。
メニューの[コンソール][IPythonコンソールを開く]でコンソールを追加できます。
2-7. 改行コードの設定
Web系の開発で「500 Internal Server Error」が発生する場合は、メニューの[ソース][改行コードを変換する]で「LF」に変更してください。
その他の環境でもエラーが発生する場合は、改行コードを確認ください。