Laravelをインストールする [WSL/Ubuntu環境]
WSL(Windows Subsystem for Linux)のUbuntu16.04でLaravelをインストールする方法です。その他のバージョン、CentOSなどでも同様な操作で可能です。
問題点
Ubuntu16.04ではPHPの最新バージョンは次のようになっています。
PHP 7.0.33-0ubuntu0.16.04.15 (cli) ( NTS )
セキュリティ対応が2022年9月までのLaravel6(LTS)で使用するPHPは7.2.0以上です。インストール要件の詳細は Laravel 6.x インストール (公式)
Laravelのバージョンが上がるたびにPHPのバージョンも上がりますので、PHPは最新版が良いです。
1. Ubuntu16.04でPHPを最新版にする
// PHPを最新版にする sudo add-apt-repository ppa:ondrej/php sudo apt-get update sudo apt-get install php // PHP拡張パッケージ sudo apt install php-mbstring php-xml php-json php-zip php-mysql ※必要であればphp-pdoなども追加 // Apache用のモジュール sudo apt-get install libapache2-mod-php // PHP7.0からPHP7.4にする sudo a2dismod php7.0 // 無効 sudo a2enmod php7.4 // 有効 sudo update-alternatives --set php /usr/bin/php7.4 // 7.4に切り替え // バージョン確認 php -v
※現時点(2020年10月)のPHPの最新版は7.4です。
2. zipコマンドのインストール
sudo apt install zip
3. Composerのインストール
LaravelはComposerというパッケージ管理ソフトを使用します。
// Composerのインストール curl https://getcomposer.org/installer | php sudo mv composer.phar /usr/local/bin/composer which composer composer -v
4. プロジェクトの生成
// Dドライブのlaravelフォルダに移動 ※任意 cd /mnt/d/laravel // プロジェクトの生成 // ※この例ではLaravelのバージョン6系を生成。8系ならば"8.*" composer create-project --prefer-dist laravel/laravel sample-project "6.*" // ※sample-projectはプロジェクト名(フォルダ名) // ※--prefer-distはZIPダウンロードを強制する // カレントの移動 cd sample-project // (任意)アプリケーションキーを作成する(.envファイルのAPP_KEY) // php artisan key:generate // バージョンなど php artisan -v // 実行する php artisan serve
アプリケーションキーに関しては、プロジェクトの生成途中でエラーが発生すると自動生成されないので、必要であれば実行してください。
5. URLへアクセスする
参考文献
Laravel 6.x インストール (公式)
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公開日:2020年10月25日
記事NO:02842