PHP8.xへアップグレードする [CentOS/Ubuntu]
ここではPHP8.1へアップグレードしますが、数値を8.0などに変更するとバージョンを指定可能です。CentOSとUbuntuの両方に対応しています。
<注意事項>
PHPのバージョンをあげるとセッションが保存されるディレクトリの所有者がroot、グループがapacheになるので本番環境では変更が必要です。
この後にLaravel/CakePHPをアップデートする方は先にComposerをアップデートしておきます。
composer self-update // Permission deniedになる場合は次のようにパスを指定する sudo /usr/local/bin/composer self-update
忘れてしまった方は後からこちらで再インストール可能です。
追記:2024/11/3
PHP8.3、8.4などは次のサイトをご参照ください。
How to install or upgrade to PHP 8.3 on Fedora, RHEL, CentOS, and more
dnfでphpのバージョンを指定してモジュールでインストールする方法
CentOS7系
sudo yum install epel-release sudo yum install https://rpms.remirepo.net/enterprise/remi-release-7.rpm sudo yum -y install yum-utils sudo yum-config-manager --disable 'remi-php*' sudo yum-config-manager --enable remi-php81 // リスト sudo yum repolist // インストール sudo yum -y install php php-{cli,fpm,mysqlnd,zip,devel,gd,mbstring,curl,xml,pear,bcmath,json,opcache,redis,memcache}
参考サイト:How To Install PHP 8.1 on CentOS 7|RHEL 7
Ubuntu18.04
ここではPHP7.4からPHP8.1へアップグレードしています。
// PHP8.1のインストール(Ubuntu) sudo add-apt-repository ppa:ondrej/php sudo apt install php8.1 php8.1-intl php8.1-mbstring php8.1-mysql php8.1-gd php8.1-fpm sudo apt install php8.1-curl // Laravel9で使用する sudo apt install php8.1-dom // Laravel9で使用する // PHPのバージョン一覧 ls /usr/bin | grep -i php // Apacheのライブラリ sudo apt install libapache2-mod-php8.1 libapache2-mod-php // Apacheで8.1を有効にする sudo a2dismod php7.4 sudo a2enmod php8.1 sudo service apache2 restart // システムで8.1を有効にする sudo update-alternatives --set php /usr/bin/php8.1
参考サイト:PHP8.1をインストールする
phpMyAdminのアップグレード
以下の記事を参考にして下さい。バージョンの数値を変更するだけです。
・phpMyAdminを手動で最新版にする
・phpMyAdmin5.1.3のバグ修正
※最新の安定バージョンは公式を参照。
※記事内のphpMyAdminの大文字/小文字は環境によって異なります。
PHP.ini
PHPのバージョンを上げてもphp.iniは変更されませんので「OPcache」などを設定する場合は各人で行う必要があります。