ミックス(イコライザー/周波数) [Cubaseの基本操作]
イコライザーとは
特定の周波数帯域を「強める、弱める」などの音の補正を行います。
※CubaseではEqualizer(イコライザー)を「EQ」と表記しています。
事前準備
曲をサイクル再生(繰り返し再生)に設定します。
※サイクル再生はトランスポートパネル(再生/テンポ/拍子)をご覧ください。
1. チャンネル設定
イコライザーを使用するには「チャンネル設定」を表示します。表示方法は2種類あります。1つ目はベーストラックの「e」から開きます。
2つ目はMixConsoleのベースチャンネルの「E」から開きます。
※後述する解説上、ベースにしています。それ以外の楽器でも可能です。
[チャンネル設定]
このチャンネル設定ではチャンネル毎にINSERTS(プラグインエフェクト)やStrip(コンプレッサー)、EQ(イコライザー)などを設定可能です。
2. イコライザー
イコライザーのEQタブをクリックします。
画面左が低い周波数で、右にいくほどに高い周波数になります。20Hz(ヘルツ)から20kHz(キロヘルツ)が人間の耳に聞こえる周波数帯です。
1のLOは低域、2のLMFは低中域、3のHMFは高中域、4のHIは高域です。
この状態でベースの楽曲を再生してみます。
低音域のベースの周波数がリアルタイムに表現されましたね。
次図のように「1 LOの上あたり」にマウスの左でクリックします。
次にその「1」の点をマウスで右上あたりにドラッグします。
再生してみると、音圧が最初より強くなっているはずです。
このようにグラフ中央の0の緑線より上に設定すると周波数を強めます。それより下は弱めます。各帯域は「1,2,3,4」の4種類ありますので、4箇所で設定可能です。色々と試してみて下さい。
プリセットの読み込み
次に標準で用意されている各楽器のパターンを使用してみます。
EQの右上にある小さなアイコンをクリックして「プリセットの読み込み」を選択します。
[Bass][E.Bass][Pop Bass]を選択します。
「1,3,4」の帯域は弱められているので、音圧は低いです。
3. チャンネルの設定初期化
画面右上の「▼」「チャンネルをリセット」で初期化できます。