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大正時代 - [1912年 ~ 1926年]

政治体制は護憲運動により藩閥政治が衰退する。
パリ講和会議で世界で初めて人種差別撤廃を提案する。
国際連盟常任理事国となる。(世界五大国の一員となる)
ワシントン会議山東省の権益を放棄。
アメリカの陰謀で四カ国条約に調印、日英同盟を破棄する。
日本史上最大の地震。関東大震災が発生する。
普通選挙法により25歳以上の全ての男子が有権者となる。
治安維持法により社会主義労働運動民主主義自由主義などのあらゆる思想が弾圧される。

大正元年 - 1912年

1912-07-30
1912-08
鈴木文治らが「友愛会」を結成する(労働者団体)
1912-09
1912-12
第3次桂内閣の登場後、立憲政友会尾崎行雄犬養毅(いぬかいつよし)が中心となり「閥族打破(ばつぞくだは)・憲政擁護」をスローガンとして国民も参加した倒閣運動(元老などの藩閥政治の非難運動)

大正2年 - 1913年

1913-02
第一次護憲運動により第3次桂内閣が崩壊する。(桂園時代の終焉)
1913-06

大正3年 - 1914年

1914 ~
吉野作造民本主義を唱える
1914-01
1914-07
 ~ 1918-11
新兵器としては毒ガス機関銃火炎放射器戦車潜水艦飛行機などが使用された。犠牲者は約1000万人となる。
1914-08
日本はドイツ帝国に対して1914年8月に宣戦布告をする
1914-10
1914-11

大正4年 - 1915年

1915
大戦景気 - 第一次世界大戦の影響で輸出が増え好景気となる
1915-01
中華民国に対して21カ条の要求をする
1.山東省におけるドイツ帝国の権益を日本へ継承する
2.関東州租借期限を延長する
3.南満州鉄道の権益期限を延長する
1915-02
無制限潜水艦作戦 - ドイツの潜水艦作戦。アメリカ参戦の契機となる
1915-11
芥川龍之介の「羅生門」できる

大正5年 - 1916年

1916
国産の軍用航空船「雄飛(ゆうひ)」が飛行に成功する

大正6年 - 1917年

1917~1918
西原亀三中華民国段祺瑞(だんきずい)政権に対して総額1億4500万円を融資するが回収不能となった。
1917-03
1917-09
金本位制度を維持する為、金が輸出禁止となる
1917-11
世界初の社会主義国家「ロシア・ソビエト連邦社会主義共和国」が樹立する。(以下、ロシア共和国とする)
1917-11-02
日本とアメリカによる中国に関する協定。日本の特殊権益の承認。中国の領土保全、中国における門戸開放・機会均等。

大正7年 - 1918年

1918
米騒動 - 米の暴騰による全国的な暴動
1918-08
 ~1922-10
チェコ軍団を救出という名目でロシア共和国革命干渉戦争。攻撃参加国はイギリス帝国フランス共和国大日本帝国アメリカ合衆国などの連合国第一次世界大戦の終結で連合国は撤退する。
1921年以降は日本が単独で戦争を続ける。これによりイギリス・フランス・アメリカなどの連合国側からは領土拡張と疑われる。
1918-09
本格的な政党内閣原内閣が誕生する(原敬=平民宰相)
1918-12
新人会 - 東京帝国大学などの運動団体

大正8年 - 1919年

1919
1919-01
連合国主催の第一次世界大戦の講和会議と国際連盟に関する会議。
日本は世界で初めて人種差別撤廃を提案するがアメリカ・イギリスなどに反対される。
1919-03
三・一独立運動 - 朝鮮での独立運動(主要人物33人は宗教関係者)
1919-05
1919-06
第一次世界大戦の講和条約。
1.ドイツは植民地・国外利権の放棄。膠州湾租借地は日本が継承。
2.ドイツは南洋諸島を日本に譲渡する。
3.ドイツは連合国に賠償金1320億金マルクを支払う。
※賠償金に関しては2020年に完済予定。
1919-07
カラハン宣言 - ロシア共和国が中国にある利権などを中国に返還
1919-10
中華民国中国国民党が結成される
1919-11

大正9年 - 1920年

1920
日本のプロ野球がはじまる(日本運動協会が設立)
1920-01
国際連盟が発足する(日本は常任理事国)
森戸事件 - 言論弾圧
1920-03
1920-03 ~ 05
尼港事件(にこうじけん) - ロシア共和国で日本人などが虐殺される
1920-05
1920-08

大正10年 - 1921年

1921
志賀直哉の「暗夜行路」ができる
1921-05
東方会議 - 原内閣によるシベリア出兵などに関する会議
1921-07
中華民国中国共産党が結成する
1921-1922
欧米列国と大日本帝国中華民国の9カ国による会議。ワシントン海軍軍縮条約四カ国条約九カ国条約など。
1921-10
1921-11
原敬暗殺事件 - 首相原敬が暗殺される
1921-12
アメリカ合衆国が主導で日英同盟を破棄させる。(アメリカの陰謀)
条約に関してはアメリカ合衆国イギリス帝国フランス共和国大日本帝国太平洋における領土の相互尊重など。

大正11年 - 1922年

1922-02
欧米列国と大日本帝国中華民国の9カ国による中国に関する条約。
中国の独立・領土を尊重・門戸開放・機会均等など。日本は山東省の権益を返還する事となる。(山東還付条約)
1922-03
全国水平社が結成される(部落解放運動)
1922-04
日本農民組合が結成される(農民運動)
1922-07
1922-12

大正12年 - 1923年

1923-09-01
関東大震災(震災恐慌)
日本史上最大の地震。朝鮮人暴徒化説・朝鮮人虐殺説がある。
1923-09 ~ 11
政府は戒厳令(かいげんれい)を発令
1923-09-03
亀戸事件 - 軍隊が労働運動家の川合義虎らを殺害する
1923-09-16
甘粕事件 - 憲兵アナキスト大杉栄らを殺害する
1923-12

大正13年 - 1924年

1924
貴族院をベースとした清浦奎吾内閣(きようらけいごないかく)が誕生すると、政友会憲政会革新倶楽部の3党が政党内閣を主張する。
その結果、憲政会総裁加藤高明内閣が誕生する。
電気自動車 - 国産開発(ガソリン車が普及して開発が途絶える)

大正14年 - 1925年

1925-01
日ソ基本条約 - 日本とソ連との国交正常化
1925-03
ラジオ放送が開始する
1925-04
治安維持法 - 社会主義労働運動自由主義などのあらゆる弾圧
1925-05
普通選挙法 - 選挙権は25歳以上の男子(国税による制限なし)
五・三〇事件 - 上海の日本資本の綿紡績工場が発端でデモが発生

大正15年 - 1926年

1926
川端康成の「伊豆の踊り子」ができる
1926-07

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