3G+4Gの2回線を1つのスマホで同時待ち受けする[ガラケーとスマホの2台持ち解消!?]
「通話用のFOMA契約」の3G回線と「データ通信用のMVNO」の4G回線(LTE)の合計2枚のSIMを1つのスマホに差して「同時待ち受け」が可能なスマートフォンが登場しました。
これにより、ガラケーとスマホの2台持ちが解消されて1つのスマートフォンを持ち歩くだけで電話もデータ通信も可能となります。
1. デュアルSIMとは
1つのスマホに2つのSIMカードスロットがあるものを指します。このデュアルSIMは次のように3種類あります。
シングルスタンバイ
2枚のSIMで使用するSIMを選択します。1つのSIMのみ有効です。
※SIMの切り替えはスマホの画面から可能です。
※2016年6月までに国内で販売されているデュアルSIM対応スマホはこちらのシングルスタンバイになります。
デュアルアクティブ
2枚のSIMの両方の同時待ち受けが可能です。
※次節のデュアルスタンバイの上位版で2枚のSIMで同時に通話、通信が可能です。(現在、国内では対応している端末はありません)
デュアルスタンバイ
2枚のSIMの両方の同時待ち受けが可能です。
このデュアルスタンバイは通話している時はデータ通信が停止する仕組みになっています。データ通信中に着信があった場合は通話が優先されてデータ通信が停止されます。通話が終わればデータ通信が可能です。
デュアルスタンバイ対応端末
デュアルスタンバイに対応した端末は2016年7月22日発売の「Moto G4 Plus」と2016年8月中旬から9月頃に発売予定の「ASUS ZenFone 3」があります。
「Moto G4 Plus」は家電量販店、MVNO、amazonなどで販売しています。現在、amazonでは1週間~3週間待ち状態です。
2. Moto G4 Plus
価格とスペック
価格(税込) | ¥38,664 |
---|
OS | Android6.0 |
---|---|
メモリ | 3GB |
ストレージ | 32GB |
電池容量 | 3000mAh |
ディスプレイ | 5.5型 |
ポケモンGO | 完全対応。 |
日本語の公式ページがありませんので、詳細はDMMを参照。
カードスロット
2つのSIMカード用スロットに加えて、SDメモリカード用のスロットが別に1つあります。(この端末の良い点)
FOMAプラスエリア
この端末は3G回線(W-CDMAまたはUMTS)が「Band1 / Band2 / Band5 / Band8 / Band19」に対応していますが、Band6の「FOMAプラスエリア」に対応していません。
FOMAプラスエリアは山間部や農村部など地方で使用されています。都市部にお住まいの方でFOMAプラスエリアに行かない方は問題ありませんが、FOMAプラスエリアに住居があるなどの方は、通話できなりますので注意が必要です。
FOMAプラスエリアはドコモのエリアマップで確認可能です。
Motorola
Motorola(モトローラ・モビリティ)は元々アメリカの企業でしたが、2011年8月15日にGoogleの子会社になり、Googleは2014年1月29日に中国のLenovo(レノボ)に売却してLenovoの子会社になりました。
ですので、スマホ起動時にはLenovoのロゴが表示されます。ロゴだけならばいいのですが、Lenovo製のパソコンはパーソナルデータを中国のサーバーに送信する実績がありますので、不安な方は控えた方が良いかも知れません。(Lenovo公式では個人を特定しない範囲で送信すると記載されています。)
レビュー記事(参考サイト)
3. ASUS ZenFone 3
ASUSの端末はZenFone 3 (ZE552KL)、ZenFone 3 (ZE520KL)、ZenFone 3 Deluxe (ZS570KL)、ZenFone 3 Ultra (ZU680KL)の4種類あります。
発売日(予想)
2016年8月中旬から9月頃。
価格とスペック
価格 | ¥30,000 ~ ¥90,000 |
---|
OS | Android6.0 |
---|---|
メモリ | 3 ~ 6GB |
ストレージ | 32 ~ 256GB |
電池容量 | 2650~ 4100mAh |
ディスプレイ | 5.2 ~ 6.8型 |
ポケモンGO | 完全対応。 |
国内の公式情報はありませんので、次のサイトを参考にしました。
基本事項 - ZenFone 3(ASUS)まとめWiki
Zenfone 3 Deluxe, Zenfone 3, Zenfone 3 Ultraのスペックをチェック
「ZenFone 3」登場、7月29日発売
世界最高のパフォーマンス搭載「Zenfone 3」が堂々の登場!
カードスロット
2つのカードスロットがありますが、SIMカードとSDメモリカードで共有です。SDメモリカードを挿入するとSIMは1枚しか使用できません。ただし、ストレージの容量が大きいのでSDメモリカードを使用しない方が多いと思います。
FOMAプラスエリア
完全対応。
ASUS
ASUS(エイスース)は台湾の企業で20年ぐらい前からパソコンのマザーボードなどを製造、販売している日本でも信頼・実績がある企業です。
デュアルアクティブ
高機能のDeluxe版ではデュアルスタンバイではなく、デュアルアクティブに対応しているという情報もあります。
レビュー記事(参考サイト)
便利すぎる『ASUS ZenFone 3 ZE520KL』で「デュアルスタンバイ」を試してみた!-4G+3Gサービス同時待受可能
4. ZenFone2 Laser
ZenFone 3の発売日まで待ちきれない方は、デュアルSIMのシングルスタンバイのこの機種が良いかも知れません。ポケモンGOは問題なく動作しますが、ジャイロスコープが非搭載なのでAR機能は動作しません。
価格とスペック
価格 | ¥20,800 |
---|
OS | Android5.0 |
---|---|
メモリ | 2GB |
ストレージ | 16GB |
電池容量 | 2400mAh |
ディスプレイ | 5.0型 |
ポケモンGO | プレイ可能。(ジャイロセンサーなし) |
詳細は公式サイトを参照。
レビュー記事(参考サイト)
FomaSIMでお困りの皆さん、ZenFone2 LaserはXi端末ですが通話できます
5. 注意事項
端末はスペックなどを各自で調査して上、自己責任で購入してください。
関連記事
格安スマホでポケモンGOに対応している機種[一覧/まとめ]
ポケストップ地図の作り方[一覧/CSV]
ポケモンGOに最適な格安SIMのMVNOプラン[月額0円~]
3Gx3Gの2回線を1つのスマホで切り替える[9980円のPriori2のレビュー]