C++のtemplate使用と実行ファイルサイズの関係について

hole 2005-09-03 01:59:26 No: 58834

少し気になっている事がありますので教えてください。

C++のtemplateを使用したソースをビルド（VC6.0）すると、使用しない場合に比べて
作成される実行ファイルサイズが増しているように感じます。
またtemplateを使用したソースは、少しコードを加えただけで結構簡単に実行ファイル
サイズが増大していくように感じています。

上記の事は事実（templateを使用するとファイルサイズ増になり易い）でしょうか。
それとも私の思い違いでしょうか？
事実の場合、ファイルサイズ増大を抑える対策、テクニック等はありますでしょうか？

よろしくお願いします。

環境：WindowsXP+sp2, VC++6.0+sp6, SDK

とおりすがり 2005-09-03 23:40:20 No: 58835

templateというものが、どういうものか理解していれば、理論的には自明な話なんですが…
まずは、

>C++のtemplateを使用したソースをビルド（VC6.0）すると、使用しない場合に比べて
>作成される実行ファイルサイズが増しているように感じます。

どういうコードを比較したのですか?
template使用コードと"同等の"、使用しないコードで比較しましたか?
例えば、

/*
struct A {
  int data_;
  A(int data) : data_(data) {}
  ~A() {}
  int data() const { return data_; }
};
/*/
template <typename T>
struct B {
  T data_;
  B(T data) : data_(data) {}
  ~B() {}
  T data() const { return data_; }
};
//*/

int main() {
/*
  A obj(100);
/*/
  B<int> obj(100);
//*/
  return obj.data();
}

というコードをAとBで切り替えて、ビルドしても生成された実行モジュールサイズは同じでした。
まあ、実際にはtemplateありなしで、いろいろ違いが出てしまうことは避けられないことが
多いので、違いが出てくるのでしょう。

DD. 2005-09-04 02:17:10 No: 58836

知っていたならばごめんなさい。

template や STL を扱う上での欠点の１つに
乱用時のコードの膨張があります。

template < typename T >
class base { ... };

コード内では template を扱うbaseクラスが１つしか記述されていなくても

base< int > xxx;
base< long > xxx;
base< char > xxx;

それを乱用することにより、型違いの base クラスが結局３つできることになります。
そうすると当然コードサイズは膨らんでいきます。