ダイジェスト認証をするには (ID:39733)

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〈 マコトの部屋？ 〉
真琴：「おかしいな…、Postでは何でこんなコトが…、どうして？」
春子：「ん？ 何を悩んでるのかな？」
真琴：「それが…、Indyで Digest認証なんだけど…、Getならば なんとかコレでうまくいったのよ、でもPostではダメなの」

procedure TForm1.IdHTTP1SelectAuthorization(Sender: TObject;
  var AuthenticationClass: TIdAuthenticationClass;
  AuthInfo: TIdHeaderList);
begin
  // Digest認証が必要な場合には自動的にセットされるので指定しなくてもOK
  AuthenticationClass := TIdDigestAuthentication;
end;

procedure TForm1.IdHTTP1Authorization(Sender: TObject;
  Authentication: TIdAuthentication; var Handled: Boolean);
begin
  // 1回目のアクセスで Digest認証が必要な場合、このイベントハンドラが呼ばれるので、
  // 認証用の Username, Password などをセット
  Authentication.Username := {ユーザー名};
  Authentication.Password := {パスワード};
  TIdDigestAuthentication(Authentication).Uri := TIdHTTP(Sender).Request.URL;
  TIdDigestAuthentication(Authentication).Method := TIdHTTP(Sender).Request.Method;
  Handled := True;
end;

procedure TForm1.Button1Click(Sender: TObject);
var
  sURL, s: string;
begin
  sURL := {Digest認証するページURL};
  IdHTTP1.Request.Username := '';
  IdHTTP1.Request.Password := '';
  s := IdHTTP1.Get(sURL);    // 最初は認証なしで1回目のアクセス
  s := IdHTTP1.Get(sURL);    // Digest認証付きで2回目のアクセス
  Memo1.Text := s;

end;

春子：「そのやり方で、Postでは認証できなかったの？ 試した場所はドコ？」
真琴：「そう、Postの場合はダメ、試した場所はココ、そのDigest認証の解説を何度も読んで、ヘッダのパラメータを色々変えたりして試してたの、そうしたら…」
  http://x68000.q-e-d.net/~68user/net/http-auth-2.html (Digest認証の解説ページ)

Digest 認証の例: http://X68000.q-e-d.net/~68user/net/sample/http-auth-digest/secret.html
  (ユーザ名: hoge、パスワード: fuga で閲覧できます)

春子：「ナニか分かったのかな？」
真琴：「うん、1回目のPostのあとで、すぐに2回目の認証用のPostをすると全然ダメだけど…」
春子：「だけど？」
真琴：「2回目のPostをする前に15秒以上待つと認証が出来るってコトを偶然見つけたの」
春子：「あら、そうなの？ 15秒間待つとPostでも認証OK？ じゃぁ それで解決ね、良かったじゃない」
真琴：「えー、ちっとも良くないよ、だって、それって変よね？」
春子：「まぁね、確かに変かもしれないけど」
真琴：「絶対オカシイよ、なんで15秒も待たなくちゃいけないの？ これじゃ まだ解決になってないよ」
春子：「ふ〜ん、ナルホドね、今はそれで悩んでたのかぁ…、ところで、indy10？」
真琴：「そう、Indy10.550、…ねぇ、ハルコさん、ナニか知ってるの？ 知ってたら教えてよ」
春子：「でも悩んでイロイロと調べたおかげで realm や nonce など、Digest認証の仕組みを詳しく勉強出来たんじゃない？」
真琴：「それはそうだけど…」
春子：「じゃぁ、あと少し、IdHTTP.HTTPOptions の hoInProcessAuth について調べてごらん？ きっと幸せになれると思うよ」
真琴：「え？ hoInProcessAuth？ なんのオプション？ よく分からないけど、じゃぁ試しに True に…」
春子：「どうかな？」
真琴：「あっ、バッチリ！！ GetもPostも 1回目で認証が出来ちゃう、 そうかぁ、コレだったのね」
春子：「そのOptionを付けると Indyが勝手に認証用の再アクセスをしてくれるの、どう？幸せになれた？」
真琴：「うん、ありがとう、ハルコさん、 …あれ？ だけどアタシ、何でハルコさんと話をしてるの？」
春子：「なによ、さっきからずっと話してたのに、今更それはないでしょ？」
真琴：「でも、ハルコさんは別の宇宙へ行って、高校生になってるハズでは？ 一体いつ戻ってきたの？」
春子：「え？ その奇想天外な話は何なの？ アタシはどこにも行ってないよ？」
真琴：「そんな…、だって…」
〈 ダイヤモンドヘッド 1階 〉
裕子：「明けましておめでとうございまーす、…マコトは？」
勝爺：「おう、おめでとう、えっとマコトは…まだ2階の自分の部屋かな、寝てたら起こしてくれねぇか？」
裕子：「えー？ まだ寝てるの？」
〈 ダイヤモンドヘッド 2階 〉
裕子：《トントントン》「マコトー、起きてるー？  いっしょに初詣でに行こうよ、マコトー」
真琴：「…ん？ あ〜ヘンな夢をみてた…、えっ？ もうこんな時間」

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