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Access2000を操作するプログラムをAccess2007にバージョンアップ時にしなければならないことは? (ID:101095)
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大雑把ですが、注意点をまとめてみました。 《Access の UI を併用する場合》 ・データベース ウィンドウが無くなりました。代わりに、ナビゲーション ウィンドウが 採用されています。操作感が異なるので、ユーザー向けにマニュアル等を作成していた場合、 その内容を見直す必要があるかと思います。 ・ご存知の通り、Office のツールバー(CommandBar)が、リボンに変更されました。 CommandBar とはバーのサイズが異なるため、Access 側のフォーム等を用いていた場合、 利用可能な画面領域に差が生じるため、画面デザインの見直しが必要になる可能性があります。 ・メニュー項目が変更されているため、SendKeys によるメニュー制御は見直しが必要です。 ・DoCmd.DoMenuItem メソッドへの変更はありません。従来の acMenuVer70 等のコードは そのまま利用できます。ただし、2007 のメニューを DoMenuItem で操作する事はできません。 《DAO の場合》 ・参照設定するライブラリが、DAO360.DLL から ACEDAO.DLL に変更になります。 ・新機能サポートのため、ComplexType/Field2/Recordset2 という型が追加されました。 ・ODBCDirect ワークスペースががサポートされなくなりました。この機能を 用いたコードは、RDO 2.0 や ADO を用いたコードに置き換える必要があります。 ・Jet ワークスペースからの ODBC 接続や ODBC パススルーは、引き続き利用可能です。 《ADO の場合》 ・ADO は、2.5 以上のバージョンを参照してください。 ・使用するOLE DB Provider の名前は、"Microsoft.JET.OLEDB.4.0" ではなく、 "Microsoft.ACE.OLEDB.12.0" となります。 ・今のところ、ACE12 に対応した JetOLEDBConstants.bas が見当たりませんが、 MDAC 2.5 SDK / Windows DAC 6.0 SDK で定義される定数群は、引き続き 利用可能なようです。(なお、"Jet OLEDB:Engine Type" プロパティは *.accdb では「6」を返します) 《文書化されていない開発者向け機能について》 ・DAO の ISAMStats メソッドや、ADO の"Jet OLEDB:Reset ISAM Stats" プロパティは 引き続きサポートされます。 ・ShowPlan の設定箇所が変更になっています。従来、JETSHOWPLAN=ON の設定箇所は HKLM\SOFTWARE\Microsoft\Jet\4.0\Engines\Debug のレジストリキーでしたが、2007 では HKLM\SOFTWARE\Microsoft\Office\12.0\Access\Access Connectivity Engine\Debug です。 《その他の変更点》 ・外部データのインポート機能として、Microsoft SharePoint がサポートされました。 ・エクスポートできる形式が増えています。Excel/Access/Word の 2007 形式はもちろんのこと、 PDF、XPS への出力も可能となっています。SharePoint への発行も可能です。 ・エンジン設定の既定値を格納する場所が変更になっています。従来のバージョンでは、 HKLM\SOFTWARE\Microsoft\Jet\4.0\Engines のレジストリキーでしたが、2007 では HKLM\SOFTWARE\Microsoft\Office\12.0\Access\Access Connectivity Engine にて 設定されることになります。
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