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3Gx3Gの2回線を1つのスマホで切り替える[9980円のPriori2のレビュー]

1つのスマホに3G対応の2枚のSIMをセットして、Androidで切り替える事が可能なデュアルSIM対応のスマホをご紹介します。

デュアルSIMはガラケーとスマホの2台持ちを解消して1台のスマホで「通話」(SMS含む)と「データ通信」が可能となります。但し、基本的にキャリアで販売しているスマホでは対応していないので、SIMフリーの格安スマホが必要です。

次は格安スマホの「Priori2」(¥9,980)にドコモのFOMA契約(3G)とFreetelのデータ通信(3G/4G対応)のSIMカードをセットした写真です。

Priori2でSIMを切り替えるにはAndroidの[設定][SIM管理]で行います。切り替えは5秒から10秒ぐらいですのでとてもお手軽です。

この記事で紹介するのは2枚のうち1枚のSIMのみが有効になる「シングルスタンバイ」です。2枚のSIMを「同時待ち受け」する「デュアルスタンバイ」は次の記事をご覧ください。

1. 3G x 3G対応のスマホ

名称価格
(税別)
スペック備考
gooのスマホ(g01)¥10,000Android5.0
RAM 1GB
ROM 8GB
1850mAh
Priori2¥9,980Android4.4
RAM 1GB
ROM 8GB
1700mAh
Android5.0にアップデート可能。
Priori2 SP¥12,800Android4.4
RAM 1GB
ROM 8GB
1700mAh
Priori2に予備バッテリー、フリップカバーが付属するスペシャルバージョン。
AuBee elm.¥6,800Android5.1
RAM 1GB
ROM 8GB
1700mAh

残念ながら、この3機種は公式では販売終了となっています。私は販売終了後にAmazonでPriori2 SPの新品を¥10,000で購入できましたので、Amazonや家電量販店などではまだ販売していると思います。中古ならばムスビーなどで入手可能です。※オークションはリスクが高いのでお薦めできません。

2016/8/8 追記
その他に少し評判が悪いFLEAZ NEO(¥10,000)という端末がありました。これ以外にもあるかも知れませんので、Googleさんで調査してみてください。

※私のお薦めは「Priori2」「Priori2 SP」です。

2. Priori2のレビュー

Prioriは「ピロリ」ではなく「プリオリ」と読みます :-)

「オリジナルの格安スマホの販売」と「格安SIMを提供」する「Freetel」(フリーテル)が販売していたスマホです。累計10万台以上だそうです。フリーテルの名称はテレビコマーシャルなどで聞いた事がある方が多いと思います。

操作性

タップ、スワイプなどはREGZA Phoneシリーズなどの旧式のお粗末な端末と比べると、プリオリの方が上です。最近の機種でそれなりの値段のものと比べると少し悪いかもしれませんが、1万円の割には問題なく操作可能です。

デュアルSIM

標準SIM(左)にフリーテルのデータ通信専用のSIMを挿入して、microSIM(中)にはドコモのFOMA契約のSIMを差し込みました。一番右の黒はSDカードです。

この端末は「シングルスタンバイ」なのでAndroid OSの操作でSIMを切り替えて使用します。例えばドコモのFOMA契約のSIMを選択している場合は通話、SMSのみ可能です。フリーテルのデータ通信専用のSIMを選択した場合はデータ通信のみ有効となります。

データ通信中に電話やSMSが来てもわかりませんが、SIMを切り替えれば、着信やSMSのログが残りますので問題ありません。恐らく、SIM1、SIM2共に通話可能なSIMを設定する事も可能だと思います。

自宅などにいる場合はFOMA契約のSIMを選択して、通話とSMSを待ち受けてデータ通信はWifiにするという手がありますので、使い勝手は良いと思います。

ドコモメール(@docomo.ne.jp)も使用可能です。詳細はドコモメールをプッシュ通知で送受信する[GMail]をご覧ください。

※ドコモのFOMA契約(SPモード)のSIMはデータ通信はできません。moperaに加入すれば可能かもしれませんが、ドコモの通信料は高いのでデータ通信をする必要はないと思います。

※SIMアダプターなどでSIMサイズを変更する事が可能ですが、端末が破損する恐れが高いので使用しないほうが無難だと思います。

ポケモンGO

ARモードは非対応ですが、とりあえず動いています。

通信速度

データ通信は3Gになりますので最大14.4Mbpsです。平均で1Mbpsは出ると思いますのでゲームや動画も閲覧できるレベルです。

インチ

4.5インチですので、日本人にフィットしたサイズです。ポケットなどにしまう事も可能です。参考までにiPhone 6 Plus/6s Plusは5.5インチ(大きすぎ)。iPhone 6/6sは4.7インチ。iPhone 5/5c/5s/SEは4.0インチとなります。

防水、防塵、強度

1万円ですので「防水、防塵」や「強度」はないですので半年~1年も持てば良いと思います。丁寧に扱う方ならば、数年は持つかもしれません。

カメラ

カメラは500万画素ですので、昔のガラケーの品質レベルです。おまけ程度と思ってください。

問題点

付属の充電用USBコネクタと端末のコネクタのサイズがあっていないです。USBコネクタを抜き差しすると壊れそうですので、別の充電用USBコネクタを使用すると良いです。※付属品は一応は使用できます。

3. 個人的に ...

2016年7月から3Gx4Gの同時待ち受けが可能なデュアルスタンバイ対応端末が続々と発売される予定です。

個人的には

・防水、防塵
・カメラは1300万画素以上
・サイズは4.7インチ以下
・Android7.0へアップデート可能
・画面操作のUIはデフォルトのAndroidに近いもの

を希望していて、価格は5万以内の端末が発売されたらPriori2から乗り換える予定です。既に発売している「Moto G4 Plus」は論外として、10月頃に発売予定の「ASUS ZenFone 3」は最小が5.2インチで防水・防塵がないので残念です。

半年から1年待てば、京セラまたはフリーテルあたりから、該当の端末が発売されるかも知れませんのでそれまで、待つ予定です。

ちなみにフリーテルの2年間月額299円引きのキャンペーンは2016年9月5日迄ですので、契約する方は早めの方が良いと思います。(MVNOで最安値)

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公開日:2016年08月06日 最終更新日:2016年08月09日
記事NO:02117