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Webストレージの使い方[HTML5]

Webストレージはブラウザのローカル環境にデータを保存する仕組みです。クッキー(HTTP cookie)の容量は最大4KBまでですが、Webストレージはブラウザによって2MB~無制限です。

このWebストレージはJavaScriptで操作(作成、上書き、削除)をします。

<注意事項>
ブラウザによってはローカル環境ではWebストレージを操作できませんので、サーバーにアップしてから動作確認をして下さい。

Webストレージの種類

Webストレージには「localStorage」と「sessionStorage」の2種類があります。

種類有効期限別ウインドウとの
データの共有
localStorage永続的可能
sessionStorageウインドウまたはタブが閉じられるまで。不可

localStorageは明示的に削除しない限り、永続的にデータが保持されるのでデータを共有する際などに使用します。一方、sessionStorageはウインドウが閉じるとデータが自動的に削除されます。

Webストレージの容量

[モバイル]

[デスクトップ(PC)]

※上記のモバイル/デスクトップの画像はモダンブラウザのストレージ容量まとめから引用しています。

追記:この最大容量は2014年のものです。2016年の容量はWebストレージは画像保存には向かないの記事をご覧ください。

ブラウザでWebストレージを確認する

Chromeの場合はF12キーを押して、「Appcalition」タブを選択後に「localStorage」または「sessionStorage」の「file://」を選択します。

サンプルコード

次のサンプルでは「sessionStorage」を使用していますが「localStorage」でも操作方法は同様です。

<!DOCTYPE html>
<html>
<head>
<meta charset="UTF-8">
<script>

function OnClick() {
  var storage = sessionStorage;
  
  // アイテムの追加
  storage.setItem('u1', '1111');
  storage.setItem('u1', '2222'); // 上書き
  storage.setItem('u2', '333');
  
  // アイテム数
  console.log(storage.length);

  // 登録されている順番にデータを出力する
  console.log(storage.key(0) + ' ' + storage.getItem(storage.key(0)));
  console.log(storage.key(1) + ' ' + storage.getItem(storage.key(1)));
    
  // アイテムの読み込み
  // alert(storage.getItem('u2'));
  
  // アイテムの削除
  // storage.removeItem('u2');
  
  // 全てのアイテムのクリア
  // storage.clear();
}
  
window.onload = function () {
  
  // ローカルストレージ
   if(!localStorage) {
       console.log('ローカルストレージが未対応です。');
   }
   // セッションストレージ
   if(!sessionStorage) {
       console.log('セッションストレージが未対応です。');
   }   
}

</script>
</head>
<body> 
<button onclick="OnClick();">テスト</button>        
</body>
</html>

[実行結果]

以上です。





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公開日:2016年11月14日 最終更新日:2016年11月22日
記事NO:02203