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Windows7にDelphi5をインストールする

Windows10が2015年7月29日に公開が決定されました。そこで気になったのが過去の遺産のBorland時代のDelphiです。Delphi5でWindows10の無償アップグレード対象のWindows7にインストールできるかを確認してみました。

※Windows10は「Windows10にDelphi5をインストールする」をご覧ください。

Delphi5のインストール結果

もういきなり結果を書きます。

図を見て頂ければわかると思いますがDelphi5はWindows7にインストールできます! 余談ですがインターネット接続しない隔離されたWindowsXPマシンにDelphi5を入れていたのでもっと早く試せば良かったです:-)

Windows7へのインストール方法

Windows7へDelphi5をインストールする方法はインストール先のフォルダを「C:\Borland」に変更する以外、なにも設定なしでインストールする事が出来ます。警告すら表示されませんでした。

※「C:\Borland」以外のフォルダ名でも可能だと思います。

テスト環境

Windows7 Home Premium 64bit
Borland Delphi5.0 Professional

動作状況

現在の所、基本的に問題なく使用できています。

ただ、BDEなどのDelphi標準のデータベース系は古すぎるので恐らく動かないと思います(試していません)。その代わりにメジャーなデータベースを操作できるオープンソースの「ZeosLib」がそのまま使えますので問題ないレベルのはずです。もちろん「Indy」も使用できます。

WinHlp32.exeについて

Windows7では以前のHelpファイルは表示できませんのでマイクロソフト公式から「WinHlp32.exe」をダウンロードします。

Delphi5の修正パッチについて

Delphi5には修正パッチが配布されていたと思うのですが、流石に現在は配布終了との事です。詳しくはエンバカデロ公式をご確認ください。

Windows8やWindows10へのインストール

ネット上で探してるとWindows8でインストールできないという報告が数件ありますので、Delphi5はWindows8やWindows10ではインストールできないものと考えておくと良いと思います。

まとめ

Delphi5をインストール可能な最終OSはWindows7となります。Windows7のサポート期限は2020年1月14 日迄ですのでそれ以降は無料のPascalコンパイラ「Lazarus」もしくはDelphiの最新版を購入、またはJavaや.NETへ移行する必要があります。

注意事項

Winodws7でDelphi5を扱う時は必ず細部まで動作確認をして下さい。





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公開日:2015年06月02日 最終更新日:2016年02月18日
記事NO:00996